仏教研究室

仏教を研究しています。

仏教

仏教ではなぜ教えの通りにするのか

我も知らぬことなり、何事も何事も知らぬことをも 開山のめされ候ように御沙汰候」と仰せられ候。 (御一代記聞書159) 御一代記聞書は蓮如上人の言行録 ある人が蓮如上人にたずねた。 「これはどういうことでしょうか」蓮如上人「わしもわからん」「しか…

私は誰?「広末とソフィーの世界」

昔NHKであった番組 「広末とソフィーの世界」 広末が14歳のとき出た本、 ソフィーが14歳 「あなたは誰?」から始まる 「私は、ソフィー」 それは「あなたの名前」「私の時計」これは「私の時計」であって 「私」じゃない。 仏教は、本当の私とはどん…

群賊・悪獣・悪知識

二河白道のたとえに出てくる 群賊、悪獣、悪知識とは、仏法聞くな聞くなと妨げるもの。 なぜ妨げるのかと言うと、その値がわからないから。そう簡単に値がわかるものではない、仏法は。 巨人戦とかそういうものなら、人はいっぱい集まる。だけどあまりにも値…

二河白道のたとえ

二河白道のたとえについて。 二河白道の譬えと言うのは、善導大師の作られたもの。 1300年前の唐の方。 親鸞聖人は善導大師のことを 「善導独明仏正意」といわれている。 善導大師ただお一人仏の正意に明らかにせられた。 明らかであられたからこそ、明…

親の恩に報いるには

日常でも、受けた恩に報いる時には、まず相手の喜ぶことをしなければなりません。 母の日にはプレゼント送りましたか。 お母さんの喜ぶことは何か、知るところから始まります。 お母さんが、甘党か辛党かによって、渡すものが違ってきます。 もし、甘党なら…

世間へ使うことは恐ろしく思うべし(蓮如上人)

アメリカの高額紙幣にのっている建国の父 ベンジャミン・フランクリンは、 小さい頃、笛が欲しくなって、定価の4倍で勝ってしまった。 この話は、私達は真価以上に争ってものを手に入れている、 ということを言われている。 では、何を代償に手に入れようと…

正しい信心をあらわす蓮華の五徳の花果同時の徳

花果同時の徳とは、花が咲いたときに実がなる、それだけでは不十分。 特徴の一つ目は、一度に音を立てて咲く。 朝顔はゆっくり咲く。三分、五分と咲いていく。 蓮華は咲いてないときは咲いていない。 開くときにポーンと音たてて咲く。 もう一つは、花が咲く…

生涯かけてでも求めるべきものは何か。いろは歌

それは最後、「すべて夢だった」「何もこの手の中に残ってはいない」と空しく終わっていくようなものではない。 ○何を手に入れたら「求めて本当によかった」といえるのか。そんなものが本当にあるのか。それを「いろは歌」の後半では、「ある」「あるから求…

親鸞聖人は29歳で人生の目的を果たされた

親鸞聖人は仏教を聞かれて、29歳の御時に人生の目的を果たされた。人生の目的を果たし遂げようと思われたきっかけ、 これをまず知ってもらいたい。 聖人は800年前にお生まれになられて、 わずか4歳でお父様が亡くなられた。親をなくすということは大変…

人生の目的はなぜ完成できるのか

人生の目的に完成がある、とは、剣の道を完成したとかいうのとは違います。 それは、あまり剣の道を知らない人です。宮本武蔵は、名実共に日本一の剣客でした。しかし、まだまだと、完成なんてないと言っています。 将棋で、羽生名人は、将棋の道完成したか…

正信偈 龍樹菩薩の所。 「憶念弥陀仏本願 自然即時入必定 唯能常称如来号 応報大悲弘誓恩」弥陀仏の本願を憶念すれば。憶念というのは、どちらもおもうということだが、 憶は時々おもう、念は明記不忘といって、常におもう。 阿弥陀仏の本願がハッキリ刻み込…

歴史上の人物ナンバーワン

今日にも名前を残す人物が色々いますが、最も多くの人から注目を浴びて、歴史上人物ベストワンという人がいます。 時は約800年前、鎌倉時代。平安から鎌倉にかけて、思い出す事と言えば、源頼朝、平清盛。 戦国武将で言ったら色々いる。しかし、何百年の…

モチベーションが続かない

調子のよいときは、よし頑張るぞ、と無理をしてでも頑張ろう という気持ちがあるのですが、その思いが続かなくて、 気落ちすると仏法を聞こうという気持ちがなくなってしまいます。 感情の揺れが激しくおこる人はどうすればいいのでしょうか。 仏法を求める…

極楽には往きやすいのに人がいないのはなぜ?

『大無量寿経』にお釈迦さまが「易往而無人」 と言われている意味を 蓮如上人はこのように明らかにされた。 これによりて『大経』には「易往而無人」とこれを説かれたり。 この文の意は、安心を取りて弥陀を一向にたのめば浄土へは参り易けれども、 信心を取る人…

自力の念仏と他力の念仏の違い

蓮如上人は、御文章に他力の念仏を勧められている。 末代無知の在家止住も男女ならんともがらは、心を一つにして、阿弥陀仏を深くたのみまいらせて、更に余の方へ心をふらず、一心一向に「仏たすけたまえ」と申さん衆生をば、たとい罪業は深重なりとも、必ず…

南無阿弥陀仏におさまっているもの

昔、戦争でたくさんの若者が戦場に散っていった。 連合艦隊という映画で、零戦に乗った若者が、まだなれない操縦で、 敵艦にぶつかっていく。 その時「お母さん!」と叫んでいた。 ああ言うときに、誰もお父さんと言わないんだね(笑) 女の子でもそうだろうね…

御本尊について

南無阿弥陀仏について。 浄土真宗の正しい御本尊です。 他流には「名号よりは絵像、絵像よりは木像」というなり。 当流には「木像よりは絵像、絵像よりは名号」というなり。 (御一代記聞書70) 蓮如上人のお言葉ですから、当流とは、浄土真宗。 真宗の正しい…

なぜ絶対の幸福になれるのか

南無阿弥陀仏を頂くから絶対の幸福になる親鸞聖人言われている。 我が弥陀は名を以て物を摂したまう。是を以て耳に聞き口に誦するに、無辺の聖徳識心に攬入し、永く仏種と為りて、頓に億劫の重罪を除き、無上菩提を獲証す。 阿弥陀如来は御名をもってものを…

南無阿弥陀仏の功徳は、何億年かかっても説き尽くすことはできない

若し広説せば百千万劫にも窮め尽すこと能わじ。(大無量寿経) どなたのお言葉か『釈尊のお言葉』 どう言う意味か。『阿弥陀仏の本願を説くことは、百千万劫かかっても説ききることはできない』名号の大功徳です。名号の大功徳は。勿論、名号は阿弥陀仏の本…

信心獲得とは

信心獲得すというは、第十八の願をこころうるなり。この願をこころうるというは、南無阿弥陀仏のすがたをこころうるなり。(御文章) この願を心得るというは、南无阿弥陀仏のすがたを心得るなり。 第十八の願を心得ると言うことは南無阿弥陀仏のすがたを心…

神信心の構造

神を信じて、現世利益を祈る。 何かを心の中に救いをもとめるという時には、信じる心、 どういう心で救いを求めようとするのか、ということと、また何に対して救いを求めるのかという対象の2つがある。 金比羅の神に安産祈願して、安全に子供が生まれるかど…

仏法は聴聞に極まる

仏法は聴聞に極まる事を教えられた親鸞聖人のお言葉は、「たとい大千世界にみてらん火をもすぎゆきて仏の御名を聞く人は永く不退にかなうなり (浄土和讃)」 大宇宙が火の海原になっても、そこを突破して仏法を聞きなさい、ということです。これ以上真剣な…

なぜ生きねばならないのか

命を大事に文芸春秋に、子供たちに、なぜ人を殺してはいけないか、聞かれたら、何て答えますか?14人くらいの人が書いている。だけど、人間ていうのは、こういう事をする為に生まれてきた、だから、命を奪ってはいけない、こう書いているのは、なかなかな…

一向専念無量寿仏

法然上人が流刑にあわれるとき、お弟子の西阿が破門されているんですが、そこでの法然上人の大変厳しいお言葉の中で重要なのが「一向専念無量寿仏」です。 弥陀の本願まことであった、これこそ永遠に変わらない幸せを与えてくれるものであった、と知らされる…

三重廃立

親鸞聖人の教えを一言で言うと三重廃立の教え。教行信証は三重廃立の教え。教行信証は真宗の根本聖典、略してご本典、全六巻 親鸞聖人の教えは教行信証を読めば全部分かる、 読まないと全部は分からない。 聖人52歳の時に書き始められた、 90歳でお亡く…

なぜ仏教が宗教と言われているのか

なぜ仏教が宗教と言われているのか。 江戸時代までは仏教イコール宗教でした。 宗教というのは私たちにとって一番大事なことを教えたものです。 明治維新があって鎖国が解かれてから、 西洋からキリスト教やイスラム教などたくさんの教えが入ってきました。 …

幸せを求めても幸せになれない理由

すべての人は幸せを求めているが、幸せになれないでいる。 なぜ苦しんでいるのか。病気や、お金がないから、 地位や名誉がないから、と考える。 しかし、それらがある人も苦しんでいる。 なぜか。 私たちが生まれたというのは、飛行機で言うと、 飛行場を飛…

法華経を中断されたお釈迦さま

お釈迦様が、今日は、とても大切な話をするぞ。 仏教を聞いた事にならんそうじゃぞ。大勢の人の前で、今日は大事な事を話すから、心して聞くがよい。沢山の人がいて、お釈迦様を大切にしていて、一心に聞いている。 それをやめて、その先にいたのが、韋提希…

三三法門・六三法門

願海につきて真あり仮あり。 (教行信証真仏土巻) 阿弥陀仏の48の願に真実の願と方便の願がある。真実の願は18願、選択本願、王本願。私達を信楽にして見せるというお約束。 無明の闇を打ち破って、往生一定の無碍の一道に出させて見せる。 ところが私…

化土往生の条件

19願20願の教えから、化土のに行く3条件が示される。 1日課何万遍の念仏行2正念往生3臨終来迎 1日課何万辺の念仏行 1日も休んではならない。ある人が、病院のベッドで1日念仏を称えても1万べん行くかいかないか。昔のテキストでは7〜8万べん。…

阿弥陀仏の本願の相手

本願の素晴らしさを論じるときに約束の相手がどういうものか。 非常に重要。私達も、その人のスケールを考えるときに、誰を相手に生きているか。 町会議員ならば町の人が相手。 県議員ならば県の人が相手。 国会議員ならば国民が相手。 それがまた一国の首相…

一向宗とは

一向宗と聞いたことがありますか?どうして一向宗といわれるのだろう?そのことについて蓮如上人が教えられています。 御文章1帖目15通「宗名・当流世間」 問うていわく、「当流を、みな、世間に流布して、一向宗となづけ候うは、いかようなる子細にて候うや…

夢という言葉から受ける印象は、夢をかなえる,夢に向かって進む。 希望とか,あるいは幸福。 夢を持つようにしよう。 将来の夢は。 明るいイメージを思い浮かべますね。 夢をかなえたい。夢に向かって進みたい。 歌にもあったね。知ってる?あなたの夢をあ…

信をとるべきならば身を捨てよ

同じく仰せに「まことに一人なりとも信をとるべきならば身を捨てよ、 其れはすたらぬ」と仰せられ候。(御一代記聞書115) 蓮如上人のお言葉です。まことに一人なりとも。 一人であっても、信をとるべきならば、身を捨てよ。 身を捨てよというのは、人生…

親鸞聖人のお歌 関東でのご活躍

親鸞聖人のお歌宝尋という明治の人の作です。 「稲田の草庵の仮住居」 稲田というところに住まれた 「板敷山の弁円は 如来大悲の恩をしり 御同朋とさとされて 今はかしづく語り草」 これは板敷山の弁円、詩ですから順番通りに詠んでも面白くありません 「今…

親鸞聖人のお歌

親鸞聖人のお歌明治時代の宝尋という人の作。 「祖師聖人は 九歳にて」 松若丸、九歳、 「慈鎮和尚の門にいり」天台宗比叡山、慈円僧正、親鸞聖人の遠い親戚ということで、 今日のコネ、会社に親のコネで、大学に親のコネでいれてもらうとか親鸞聖人はそうい…

若者が将来に希望を見いだせない

『ウェッジ』という経済紙の記事最大の問題は次世代の旗手であるはずの青少年が将来になんの希望も見いだせず、のたうちまわっていることであろう。 とあります。 老人がだらしない。だけど若者が元気。 これなら将来は明るい。 だけども、次の世代をになう…

仏凡一体の信心獲得の行者

一念帰命の信心をおこせばまことに宿善の開発に催されて、 仏智より他力の信心をあたえたまうが故に、 仏心と凡心とひとつになるところをさして、信心獲得の行者とはいうなり。 (御文章)一念帰命の信心。 一念というのはアッという間もない時間の極まり。 …

苦しみの絶えない迷いの世界

苦しみの絶えない迷いの世界。 迷界、苦界、といわれるが、仏教ではいろいろないわれかたをする。 ・三界 ・二十五有生 ・五悪趣或いは五趣 ・諸有 本願成就文、諸有衆生。 迷い苦しんでいる衆生。 「諸有に流転のみとぞなる」 迷いの世界を経巡る。 聖道権…

三世因果の道理

因果の道理は三世を貫く。三世とは、過去世、現在世、未来世。 昨日は過去。 昨日を過去とした場合、現在は今日。 未来は明日。 昨日、今日、明日、これも三世。 ちょうど夜の十二時で昨日から今日になった。 今日の夜の十二時に、明日になる。 去年は過去。…

日本の仏教はなぜ宗派が多いのか

釈尊は七千余巻の一切経を説かれた。 その中で、どれがお釈迦様の本心なのか、ということが昔から分からなかった。 あまりに多すぎて。それで、ある人は華厳経がお釈迦様の出世本懐経だろう、と思った。 有名な経典七つ。華厳経、阿含経、方等経、般若経 (…

おつとめと20願との関係とは?

お勤めは五正行の実践。それは三願転入から教えられていること。聴聞が一番。 次が五正行。 次が六度万行。 いずれも三願転入の教えから。三願転入の道があって、 その道を進むことが宿善になる。 「聞其名号」の教え。 仏法は聴聞に極まる。 聴聞が一番の宿…

人生の一大事とは?

この御正忌のうちに参詣をいたし志を運び報恩謝徳を なさんと思いて聖人の御前に参らん人の中に於て、 信心を獲得せしめたる人もあるべし、 また不信心の輩もあるべし以ての外の大事なり。 (御文章五帖) 親鸞聖人にご恩返ししようと参っておられる人の中に…

人生の一大事とは?

この御正忌のうちに参詣をいたし志を運び報恩謝徳を なさんと思いて聖人の御前に参らん人の中に於て、 信心を獲得せしめたる人もあるべし、 また不信心の輩もあるべし以ての外の大事なり。 (御文章五帖) 親鸞聖人にご恩返ししようと参っておられる人の中に…

真宗々歌の意味とは?宇多田ヒカルとどっちがいい?

「ふかきみ法にあいまつる 身の幸何にたとうべき ひたすら道をききひらき まことのみむねいただかん」 深い深いおしえ、深法にあうことができた。 人生の目的知らない人ばかりの中、生きる目的、生きる意味を知らされた。 ひたすらこの道を求めよう。 「永久…

お釈迦さまのご方便

王舎城の悲劇で、韋提希夫人が、牢屋に入れられたとき、 お釈迦さまが来られます。 韋提希夫人はこう言います。 唯願わくは仏日、我に清浄の業処を観ることを教えたまえ (観無量寿経) そこでその後お釈迦様がどうされるかというと、 眉間の白毫相から光を放…

親への悪口

王舎城の悲劇で、子供がいないことを悩んでいた韋提希夫人が、 占いの結果によって修行者を殺し、阿闍世が生まれるのですが、非常に凶暴な子供だったといわれます。 自分の子供がそんな状態になって行くわけですから、まさに悲劇です。 王が諫めても、「俺に…

なぜ生きるかの大切さ

恩を見てみるとどんな恩か、どう生きるかに対する恩どう生きるかを見るとき忘れてはならないものが なぜ生きるか 一所懸命走ってどこにゆくか みんな走っている、ではどこの向かって走っているか? 分からないで感謝できるか? できない。 生きてゆくのは大…

王舎城の悲劇に見る惑業苦

親鸞聖人は、阿弥陀如来に救われると、 韋提希夫人と一味の世界に出られると 正信偈に説かれている。 与韋提等獲三忍 (韋提と等しく三忍を獲る) お釈迦さまの当時インドで最強だったマガダ国の ビンバシャラ王と韋提希夫人の二人は 物質的には何不自由ない…

仏教の修行の難しさ

一段一段聖道門の教えを聞いていった人に苅宣道心という人がいる。 真言宗を学んでいた人。 初めは九州の探題にいて6カ所ぐらい治めていた人。もとの名前を加藤左右衛門繁氏という。 ある春に箱崎の花見に行ったところ、 お酒を飲んでいると花びらが散ってき…