仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

仏教

私たちの苦しみ悩みの根本原因は煩悩ではなかった

人生の目的というのは、一度しかない人生を悔いなく終わるために、とても大事なものです。仏典の中にその答えがあるわけですが、ではどうしてそう言えるのか、詳しく学ぶために、教学をしていきます。教学というのは、仏教の学問です。教学をすることで、人…

四苦八苦と人生の意味

ブッダは、人間の8つの苦しみを四苦八苦で教えられています。 四苦とは4つの苦しみで生苦、老苦、病苦、死苦のこと。 なかなか死ぬということまでは心がかかりません。それは、経験がないから。経験のあることしか分かりません。 女性が苦しみを訴えるのに…

餓鬼ってどんな人?

よく子供のことを「餓鬼(ガキ)」と言います。なぜ餓鬼というかと言いますと、何もかもしてもらって当たり前、してくれなかったら腹を立てる。仏教では、我利我利亡者で、自分の欲を満たすことしか考えず欲のまにまに布施の功徳が足りないものを餓鬼と言い…

天上天下唯我独尊

「天上天下唯我独尊 三界皆苦吾当安此」こうありますが、これも大事なところです。人生の目的は万人、すべての人に共通でありたった一つのものだということを道破。道破とは喝破と同じ。これは道とは言う。破は強調。言い切る、言い尽くすという意味。誤りを…

歎異抄第7章の天神地祇は鬼神?

歎異抄第7章には、無碍の一道へ出ると、無碍の一道へ出た人に、天神地祇が敬伏すると教えられている。ここで敬伏する天神地祇は、鬼神ではない。 天神地祇とは天の神地の神だが、仏教でいわれる神とはなにかというと、仏典で説かれている神。梵天とか帝釈天…

仏教は死後が無になる?死後魂が続く?

結論からいうと、仏教は後生を否定する『断見外道』でも、後生変わらぬ魂が存在するという『常見外道』でもありません。 根拠として、ブッダは、『阿含経』に「因果応報なるが故に来世なきに非ず、無我なるが故に常有に非ず」と説かれています。 断見外道と…

人間に生まれる喜びを教えられた源信僧都の横川法語の意味。

お釈迦さまは、地獄へ堕つる者は多く、人間に生まれる者は極めて少ないことを『涅槃経』に教えられている。 三悪道に堕ちる者は十方世界の土の如く、人間に生まれる者は爪の上の土の如し。 (涅槃経) これは、地獄に堕ちるものは非常に多い、 人間に生まれ…

観無量寿経に説かれる王舎城の悲劇は実話です。

王舎城の悲劇をわかりやすく解説します。 お釈迦さまが生きておられた時代、地球上ではじめて阿弥陀仏の本願に救われた韋提希夫人の物語です。

山のあなたの空遠く幸福すむとひとのいう

幸せというのは心の安心であり、満足のこと。たとえば司法試験合格、となると満足、満足となる。 温泉にはいると満足。これは私のこと、みんなあれが幸せ、これが幸せということになる。 幸せというのは何をやったら満足ができるか安心できるかというのが人…

毎日同じことの繰り返し(およげ!たいやきくん)

泳げ鯛焼きくんという歌がある。宇多田ヒカル、あゆベストも300万枚もいってない。泳げタイヤきくんは300万枚。これは凄い。 子門真人という浜崎あゆみとだいぶちがう人がうたっている。 「毎日、毎日ぼくらは鉄板の♪」 これはサラリーマンもうたって…

料理を作る時に大事なのは材料よりも腕前。人生では?

料理人が材料集めに心奪われて、肝心な腕を磨くことをしなかったら美味しい料理は作れない。 家康があるとき、この世で一番おいしいものは何かと尋ねたことがあった。家来たちは、色々なおいしいものを挙げたが満足しない。 家康は局のお梶にそなたはどう思…

桜の花について(いろいろのことおもいだす桜かな)

日本人って桜の花が好き!日本人と桜の花は深い関係がある。日本の国花でもある。英語でいえばチェリー・ブロッサム。ちなみにチェリーフェスティバルっていったら、日本の行事のことをいうんだって。琴でもあった。「桜てんてんてん桜てんてんてん」なんて…

大学生活の日常と人生の目的

大学生の日常の風景「ムチャだるい」「つかれたわー」「疲れることはしたくない」「何かおもしろいことないか」「ひまつぶししよう」よく、時間をつぶすということを、killtimeというが、これは自分の命の火を無駄に使うということであり、命を殺していると…

夏休みの思い出

白血病と言うと思い出すことがある。夏休みに、18才のとき代ゼミに夏期講習に行った説き。 その部屋は長い机だった。真中のほうに入ると出られなくなる。 真中のほうに女性が座っていたので、遠くからやってきて、その後ろに座る。話をして電話番号を聞いた…

人生の設計図

二十歳の人は、人生の設計を立てるときです。人生の設計図を立てるのが二十歳の頃だが、ビルでいうと、高いビル、かっこいいビル、おしゃれなビル、この設計図をいかにして描くかということも大事です。 もしビルを建てるなら、いかに不測の事態に備えを持っ…

人世間愛欲の中に在りて、独生れ独死し独去り独来る。(大無量寿経)

人世間愛欲の中に在りて、独生れ独死し独去り独来る。(大無量寿経) 「人世間」ということですが、子供の頃に「人」というのはお互いに支え合っているという話を聞いたと思いますが、人間というのはどうも寂しがりやで、愛欲というのを持っているようです。…

目的がなくても生きている?

生きる目的が大切というと、「目的がなくても生きていけます」という人がある。 「目的なしに生きるのは、生きれば生きるだけ死に近づくだけだから、死ぬために生きるようなもの。目的がないと意味もなく死んで行く人生になるだけだろう。大事じゃないか?大…

できるだけ広い視野で判断する

私たちはつい狭い範囲で物事をみがち、人間関係がくずれるのも、ささいな誤解やすれ違いによることがほとんどといわれる。 例えばカエルのピョン太くんが、ピョン子ちゃんを池に突き落としている絵を見て何をしているところだと思いますか? この絵を見ると…

幸せって口にすれば指の間からこぼれ落ちる

今日は浜崎あゆみさんに一言聞いてみましょう。 「幸せって口にすれば指の間からこぼれ落ちる」5thShingle「Dependonyou」より 「めざしてたゴールに届きそうなとき本当はまだ遠いこと気づいたの?一体どこまで行けばいいのか終わりのない日々をどうするの?…

芸能人でモテモテの2人が結婚すると大体いいことない

芸能人でもてもての二人が結婚するとたいていいいことない。お互いに浮気の種がある。 男性の立場で考えると飛びきり綺麗な美人の奥さんはおちおち家を空けられない。浮気しているかも知れないから。 反対にとても格好良くて女性からもてもての男性が自分の…

仏教では肉体よりも心を大事にする

仏教では肉体よりも心を大事にする 「ネクタイ曲ってますよ」といわれれば、「有り難うございます」といって治せる。ところが「根性曲ってますよ」のといわれても、素直に「有り難うございます」と治すことはできない。 それだけ心を大事に思っているから。…

六道輪廻とは

仏教で苦しみの絶えない迷いの世界六つを六道とか六界とも言う。 1地獄界2餓鬼界3畜生界4修羅界5人間界6天上界 これを六道と言いますが、道とは世界という意味。私たちの業が生み出した世界。六界とも言います。 仏教で世界とは、私たちの行いが生み出…

死んでゆくときはみな丸裸で一人旅立つ

死んでゆくときはみな丸裸で一人旅立たなければならないと蓮如上人は教えられている。 死んでいくときはみんな丸裸。手ぬぐい一本持っていけない。生木引き裂かれる思いで泣き泣き死んでいかねばならない。 後ろ髪引かれる思いで死んでいかねばならない。そ…

完成のある幸せ

幸せは他人と比べるか過去の自分と比べる幸せ。 これを相対の幸福という。比較している限り、上には上がいてキリがない。 本当の幸せがあるとするならそれは、他の人と比べて喜べるものではない。誰かと比べているうちは本当の幸せにはなれない。一人いて喜…

くだらないことに時間を使うから失敗する

ノーベル賞を受賞した化学者に、利根川進という人がいる。京都大学の先生です。 利根川博士は、若い学生にとって、一番大事なことは、大事なものと大事じゃない物の区別をする、ジャッジメント能力だといっている。 くだらないことに時間を使うから失敗する…

未来の人生設計

未来の人生設計については「武蔵の剣法」が役に立つ。 宮本武蔵は剣聖と呼ばれた男、生涯60数度の戦いで一度も遅れをとらなかった。60数度の戦い、1対1ばかりの戦いではなかった。 例えば、宍戸梅賢(鎖鎌の名手)とその手下との戦い普通、戦うとき、…

人生の孤独を一人で解消する方法

2600年前、お釈迦さまは大無量寿経に独生独死独去独来と言われている。 「人世間愛欲の中にあって独り生まれ独り死に独り去り独り来たる」と大無量寿経に説かれている。 「愛欲」というのは、男女の愛欲ということだけではなく愛してもらいたい。愛され…

人は自惚れて自分の姿が分からない。

人間はいついかな時でも自惚れているということを仏教では七慢といわれる。 人は七通りに自惚れているということ。 自分は素直な者と思っているのも自惚れなら、自惚れをなくせると思っているのも自惚れ。赤いフィルムがメガネがはりついているようなもので…

いろは歌対決・日本VSアメリカ

一切が崩れ行く中で、何を求めるべきなのか? それについて、私たちにヒントを与えてくれるのがこの「いろはうた」です。 色はにおへど散りぬるをわが世誰ぞ常ならん有為の奥山今日越えて浅き夢見し酔いもせず(いろは歌) これは、文学的にも、非常に美しい文…

いろは歌の威力

いろは歌について。「色は匂えど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔いもせず」 これはジャパニーズABC、寺子屋でカナを覚えるために使われた。 今でも誰でも知っているほど有名。しかも一文字ずつシャッフルされている…