仏教研究室

仏教を研究しています。

仏教

生きる意味を教えられたお釈迦さまのお言葉

人身受け難し、今すでに受く。仏法聞き難し、今すでに聞く。この身今生において度せずんば更にいずれの生に向かってかこの身を度せん。 これはなんというお経に書かれてあるか。華厳経。 華厳経といいますと、お釈迦さまの説かれたお経の中でも大変難解なこ…

阿弥陀仏の本願に方便がある?

「願海につきて真あり仮あり」 阿弥陀仏の本願に真実と方便の願があるということを断言なされた親鸞聖人のお言葉です。 これはすぐ後の「真仮を知らざるによりて如来広大の恩徳を迷失す」と対応しています。 「真」とは真実、「仮」とは方便。 18願が真実…

親鸞聖人の教えの大変重要なところ

親鸞聖人の教えの中で大変重要なところであります。親鸞聖人の教えといいましても、「さらに親鸞珍しき法をも弘めず如来の教法を我も信じ人にも教え聞かしむるばかりなり」ということで仏教以外にありません。 その仏教というのは、「如来所以興出世 唯説弥…

心の闇をなくす力

難思の弘誓は難度海を度する大船無碍の光明は無明の闇を破する慧日なり これは教行信証の冒頭の言葉。まず、「難思の弘誓」私たちはお金がないから苦しんでいるのでもなければ、仕事をクビになって苦しんでいるのでもない。 苦しみの根源は無明の闇。無明の…

白骨の章とは

白骨の章には、この世の無常について切々と書かれている。 諸行無常 。すべてのものは移り変わっていく。この世のすべてのものは続かない、無常である。 「無常を観ずるは菩提心の一なり」といわれるように、 「無常」をよくよく見ていくことが菩提心のはじ…

もし絶対の幸福にできなければ命を捨てる

若不生者不取正覚 もし生まれさせることができなければ、 絶対の幸福にできなければ命を捨てようと命がけの約束をされている。この世も未来もどんな苦悩を持つ者も平等に絶対の幸福を与えよう、 一味平等の幸せにしてみせる、差別のない世界。とてつもない本…

阿弥陀如来は架空の仏?

阿弥陀如来は宇宙最高の仏、原子については原子物理学者しか分からないように仏の智恵を体得したか方しか仏の世界は分かりません。大無量寿経に 如来の智慧海は、深広にして涯底なし、二乗の計る所に非ず、唯仏のみ獨明了せり(大無量寿経) 仏の智慧は深く…

あなたは自分で自分を見られるか?

自分の心を見つめる2つ目の鏡は、自分鏡。 自分鏡とは、自分で自分を見る。これは欲目が入って、本当の自分をうつさない。自分の子供に対しても欲目がある。子供が万引きで捕まった。「うちの子に限って」と親は必ず言う。自分の子供が泥棒したら、自分は泥棒…

無碍の一道とは?

ミッドウェーの海戦中心になったのは空母。アメリカも日本も総力戦。いろんな空母がつぎ込まれていた。そしてそれぞれの空母には戦闘機がつみこまれていた。当時の日本の海軍は優秀だった。ゼロ戦。非常に優れた戦闘機。パイロット。必死になって戦って見事…

自力が廃るとどうなるか

自力の心がなくなるとどうなるのでしょうか。 自力の心のことを無明の闇といわれます。これがなくなったどうかが問題であると、親鸞聖人は教えられています。愚禿鈔です。 信受本願 │ 本願を信受するは前念命終 │ 前念命終なり即得往生 │ 即得往生は後念即生…

現生不退とは

「現生不退」とは現在世で正定聚不退転になれるということで、この世で完全な救いにあずかるということ。 真に知んぬ。弥勒大士は、等覚の金剛心を窮むるが故に、龍華三会の暁、当に無上覚位を極むべし。念仏の衆生は、横超の金剛心を窮むるが故に、臨終一念の…

宿善がどれくらい大切なのか

宿善がどれくらい大切なのかいくつか紹介したい。 宿善まかせという言葉までありますね。宿善まかせ。人生の目的を果たせるかどうかはまことに宿善まかせという言葉がある。宿善によって決まる。 病気になったら医者任せ。その病気が治るかどうかは医者によ…

仏教とは

仏教というとこれは読んで字の通り、仏の教え。仏の説かれた教えと言うことですが、世間で誤解されているのは、仏さまというのは何か死んだ人間のこと。死人のことのように思われがちですけど。 仏教というこの仏というのは死んだ人間のことではなくて、釈尊…

韋提の権実

韋提希夫人はお釈迦さまに導かれ、 とても善のできるような私ではない。極楽どころか地獄しか行ようのない自分でありましたと知らされました。 後生の一大事に気付いた苦しみです。また、無明の闇の苦しみです。 そうした韋提希に、お釈迦さまは次にどんなア…

出世の本懐は天上天下唯我独尊

出世の本懐「天上天下唯我独尊 三界皆苦吾当安此」(釈尊)天上にも地上にも、人間(我)のみの独尊あり他の動物には、因果の道理を弁えることも、無上仏の本願を聞くこともできぬ。人間のみ、仏法を聞くことができるから、人命が尊いのである。「人生(三界…

輪廻転生から離れる道

高僧和讃に 昿劫多生のあいだにも出離の強縁しらざりき本師源空いまさずはこのたびむなしくすぎなまし 高僧和讃とはどんな和讃か、七高僧の書かれたもの、これは法然上人について書かれたお言葉。源空上人とは法然上人のこと。法然上人から教えていただくこ…

仏教の結論を強調する人ほど激しい攻撃を受ける

五濁の時機いたいては道俗ともにあらそいて念仏信ずる人をみて疑謗破滅さかりなり(正像末和讚) 「一向専念無量寿仏」を強調する人ほど、激しい疑謗破滅がやってくる、と教えられた親鸞聖人の「ご和讚」 五濁とはどんなことですか?阿弥陀経にあります。劫…

苦悩の根元を説かれたお言葉

苦悩の根元を親鸞聖人が教えられた正信偈のお言葉は 還来生死輪転家 決以疑情為所止(正信偈) 「生死」とは苦しみということ、「輪転」とは無限ということ。「家」とは離れられないということ。「還来」とは繰り返すということ。 苦悩渦巻く人生を際限もな…

不退転のさとり

さとりの52位の中、41段目には特別な意味があります。 41段目までを退転位と言いまして、崩れる。 よし、やるぞ。仏法聞くぞ、といっても。やな事があると、しゅん、となっちゃう。忘れられずに、いじいじする。外を見れば、秋の風が目にしみる季節で…

阿弥陀仏に救われたらどうなったか

親鸞聖人が教行信証信巻の中のお言葉。 真に知んぬ。弥勒大士は、等覚の金剛心を窮むるが故に、龍華三会の暁、当に無上覚位を極むべし。念仏の衆生は、横超の金剛心を窮むるが故に、臨終一念の夕、大般涅槃を超証す。(教行信証) 阿弥陀仏の願いはどんな願…

自力と他力の違い

浄土真宗の布教師で香樹院師という人がいた。蓮如上人の生まれ変わりともいわれる素晴らしい人。聴聞ということについて有名な4つの心構えを教えられている。 骨折って聞け、 衣食忘れて聞け、 間断なく聞け、 聞けぬときは思い出せ。 香樹院師といいますと…

蓮如上人の三願転入

この雑行雑修の共通悪は共に自力の心。何とかすれば何とかなれると思っている心。それで雑行雑修自力の心を振り捨ててと言われている。 この短い言葉に三願転入のみ教えがおさまっている。 蓮如上人は親鸞聖人の三願転入の心を19願を雑行と言われ、20願…

雑行についての疑問

雑行については非常に大切なことです。 金儲けや病気治しのため。 これも雑行にはいるのでしょうか。 後生の一大事助かろうとする行為は全て雑行に入ります。 自力の心ですね。 自力の心とは身口意の三業をよくして後生の一大事助かろうとする心を言いますか…

領解文とは

領解文というのは蓮如上人がお書き下されたのものです。仏教の全てがおさまっています。領解とは体験。体験を文章化、告白されたのが領解文 体験と言ってもいろんな体験があるがこの体験は時間と空間を超越した体験。後生の一大事の解決をした体験。体験は西…

一意専心

一意専心、心を一つにして、一心不乱に。次があると思うから油断して失敗する。一座の聴聞にかける思いが大事。次があると思うから真剣になれない。この一座で、何としても信心決定するぞという信念が大事。 聴聞に極まるといわれるが、善知識より聞かせてい…

お釈迦さまから七高僧へ

もし、1点を通る直線を書けといわれたら、いくらでもかける。しかし2点を通る直線を書けといわれたら、1本しかない。 もし、8つの点をとおる直線、8つの点をとおる直線を書けといわれたら、たまたま書けたとしてただ1通りしかない。お釈迦さまは人生の…

阿弥陀仏の立撮即行のご苦労

阿弥陀仏は十劫以来おたちづくめ。それで阿弥陀仏のお姿を立撮即行。阿弥陀仏はずーと十劫の昔からおたちづくめで、何とか救いとろうとずーとおたちづくめ。与えることが目的、受けとらせることが目的。名号を受け取るというのは、船に乗るということ。 ●大…

親鸞聖人の田植え歌

親鸞聖人が田植え歌を歌われた日の朝、 稲田の草庵をでられるときに 田植えをしようと出られたのでない。 目的は布教です。 関東で親鸞聖人の教えを聞き求めていた平太郎さんが、はじめは親鸞聖人から遠く離れていた。ところが親鸞聖人のお導きがあって真剣…

正法・像法・末法の三時

現在は末法といわれます。 末法とは何でしょうか。 仏教では、正法、像法、末法、法滅の時代区分があります。 正法の時機・・・釈尊がお亡くなりになられてから500年像法の時機・・・正法の時機終わってから1000年末法の時機・・・像法の時機終わってから100…

仏法者は心の田んぼを耕す労働者

盤根錯節。 盤根錯節とは、荒れている、ぼこぼこである。 大地があると、あっちにもこっちにも、木の切り株があって。 いばらがある、石があちこちに埋まっている。 こういうように、荒れ果てた土地に、なんとか種を蒔いて、実りの秋に収穫がとれるようにす…