仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

他力

観無量寿経に説かれる王舎城の悲劇は実話です。

王舎城の悲劇をわかりやすく解説します。 お釈迦さまが生きておられた時代、地球上ではじめて阿弥陀仏の本願に救われた韋提希夫人の物語です。

どうしたら絶対の幸福になれるのか

どうしたら絶対の幸福になれるのかは、蓮如上人が明解に教えられています。絶対の幸福になることを信心獲得ともいいますが、蓮如上人は、信心獲得は何によって決まるのか、『御文章』4帖目1通にこう教えられています。 されば弥陀に帰命すというも信心獲得…

浄土真宗の異端の特徴が私たちの心に巣くう

浄土真宗の異端で、一対一で夜中に秘密の儀式で信心を授ける秘事法門というものがあります。 その特徴として、大衆を教化しません。多くの人に仏教の話をせず、伝えないということです。自分の考えを分かってくれる人のみに話します。それは、体験談を話して…

仏教を聞くときの重要な心構え

前回の求法太子の話で、最後、求法太子が火の中に飛び込もうとした時、身内のものは止めようとしましたが、太子の求道心はますます燃え上がりました。 「わたしは今日まで過去無量劫の間、幾千万の生死をくり返してきた。しかも、そのいずれの時も、欲の為に…

仏教に何が教えられているのか

一切経といいますと7000余巻もありますし、非常に難しいこと説かれていますのでとても理解できません。ですからバイブルのように日本語には翻訳されていません。 キリスト教の聖書の内容なんて伝記みたいなもんで、大したこと無いですから、翻訳は簡単で…

真実の教えと他の宗教の違い

真実の仏教は、一念に絶対の幸福になれます。 これを覚如上人は、「真宗の肝要は一念往生 をもって淵源とす」といわれています。 絶対の幸福になるのに時間はかかりません。 他の宗教では、ご利益のためには、「お尽くしが足りん」「布施をするぞ、布施をす…

阿弥陀如来の救われたらどうなるのか

阿弥陀如来に救い摂られたら、限りない幸せを頂きますが、無限の幸せを10にまとめて「現生十種の益」といわれます。 生きているときに10の幸せを頂くということです。 その中に、「常行大悲の益」があります。幸せは仏教で「利益」といいますが、常に大…

仏教の根幹をふまえた真髄

ブッダの説かれた一切経には、因果の道理を根幹として厳しい修行によってさとりを開く教えがたくさん説かれています。 その中、浄土三部経には、すべての人を無条件で救うとお約束された阿弥陀如来の本願が説かれています。 ブッダの本心は、浄土三部経にあ…

南無阿弥陀仏は単なる文字?

南無阿弥陀仏という真実の宝は、阿弥陀如来が私たちに受け取らせるために作られました。 ところが、南無阿弥陀仏は単なる文字じゃないかという人がいます。南無阿弥陀仏は、垂名示形の南無阿弥陀仏です。 名をたれて形を示された阿弥陀如来の御心の顕現です…

法蔵菩薩の願心

正信偈で、阿弥陀如来がまだ菩薩の頃、法蔵菩薩といわれていたとき、世自在王仏のもとで、修行に励んでおられた。 あるとき、法蔵菩薩が世自在王仏に手をついて、お師匠様、お願いがあります。すべての人を見ていると、生きる目的を知らず、生き方ばかりで苦…

阿弥陀仏からの2つのプレゼント

阿弥陀仏からの頂きものを他力回向といいます。 他力回向には2種あります。往相回向還相回向の2つでする 往相とは、往生浄土の相状還相とは、還来穢国の相状です。 こういう姿にしてくだされるという阿弥陀仏からのプレゼントです。 阿弥陀仏はお年玉をく…

明るい人生が開ける方法

「無礙の光明は無明の闇を破する慧日なり」 (親鸞 聖人) 「無礙の光明」とは阿弥陀仏の光明のことです。光明とはお力ということです。 阿弥陀如来のお力は十万億土の彼方から、あらゆる障害を貫き、私たちの苦悩の根元である死んだらどうなるか分からない…

お釈迦さまの結論

お釈迦さまは仏教の結論として一向専念無量寿仏と説かれました。 無量寿仏とは阿弥陀如来 阿弥陀仏一仏に向け、阿弥陀仏を専ら念じなさい、阿弥陀如来 に助けてもらいなさい。 ところが自力の仏教の人たちは仏教を誤解して、阿弥陀仏一仏に向かず、他の仏や…

浄土真宗の現世利益

浄土真宗は、死んだらお助けだと思われていますが、金剛の真心を獲ると、とってもたくさんの幸せを獲ることができると教えられています。 現在生きているときに十種の幸せを獲ると。 金剛の真心を獲得するものは横に五趣八難の道を超え、必ず現生に十種の益…

阿弥陀如来から頂く慈悲とは

考えてみると人間と言うのは、娑婆で泣いたり笑ったり、喜んだり悲しんだり、喜怒哀楽を繰り返して一生を終えていく。 どんな金持ちも、地位も名誉も財産もおいて死んでいく。全て娑婆の中のでき事。自民党が分裂、所詮は自民党の中のでき事。アメリカ大統領…

他力の信心と自力の信心の違い

「弥陀の本願まことにおわしまさば釈尊の説教虚言なるべからず、仏説まことにおわしまさば、善導の御釈虚言したもうべからず。善導の恩釈まことならば、法然の仰せそらごとならんや。法然の仰せまことならば、親鸞 が申す旨、またもってむなしかるべからず候…

阿弥陀仏の救いの対象

お釈迦さまが一生涯かかって教えられたのは、どんなことか。お釈迦さまが一生涯仏教を説かれたのは、阿弥陀如来の本願一つです。お釈迦さまの先生である阿弥陀如来の御心ひとつをといていかれた。阿弥陀如来の本願というのはお釈迦さまの先生が 約束をしてお…

苦悩の根元を教えられた親鸞聖人のお言葉

苦悩の根元を教えられた親鸞 聖人のお言葉 真の知識にあうことは 難きが中になお難し 流転輪廻の際なきは 疑情のさわりにしくぞなき 苦悩の根元は無明の闇と教えて下さる方が真の知識、しかし、苦悩の根元は無明の闇だと教えて下さる方がないから、真の知識…

どうして浄土真宗では救われたことが分からないと言いだしたのか

浄土真宗でいつとはなしに救われるという人があります。 いつとはなしに救われるということは、死ぬまではっきりしないということですから、晴れたも曇ったもわからない、浮世の空にかかる雲なしという日本晴れの大安心大満足の身にはなれないということにな…

心の闇が破れた

苦悩の根元が一念で破れる。 そして、この世でどう生きるか、生きる手段、家をたてても、オリンピックで優勝しても、どんなものを得ても、心が本当に奥底から喜びが満ち溢れる、そんな体験はなかった。 そういう私たちに、本心へと光が差し込むのです。明る…

苦しみを離れた世界とは

無明の闇明かりとは、生き甲斐、希望、夢、心のささえ、あて力にしているもの。心の周りに明かりを灯している。ところが、死に直面すると、一切の明かりが消え、真っ暗になる。一歩後生と踏み出すと、ハッキリしない。暗い。日頃は忘れている。秀吉は、辞世…

阿弥陀仏の本願に方便がある?

「願海につきて真あり仮あり」 阿弥陀如来の本願に真実と方便の願があるということを断言なされた親鸞 聖人のお言葉です。 これはすぐ後の「真仮を知らざるによりて如来広大の恩徳を迷失す」と対応しています。 「真」とは真実、「仮」とは方便。 18願が真…

心の闇をなくす力

難思の弘誓は難度海を度する大船無碍の光明は無明の闇を破する慧日なり これは教行信証の冒頭の言葉。まず、「難思の弘誓」私たちはお金がないから苦しんでいるのでもなければ、仕事をクビになって苦しんでいるのでもない。 苦しみの根源は心の闇。心の闇は…

無碍の一道(歎異抄)とは?

ミッドウェーの海戦中心になったのは空母。アメリカも日本も総力戦。いろんな空母がつぎ込まれていた。そしてそれぞれの空母には戦闘機がつみこまれていた。当時の日本の海軍は優秀だった。ゼロ戦。非常に優れた戦闘機。パイロット。必死になって戦って見事…

自力が廃るとどうなるか

自力の心がなくなるとどうなるのでしょうか。 自力の心のことを無明の闇といわれます。これがなくなったどうかが問題であると、親鸞 聖人は教えられています。愚禿鈔です。 信受本願 │ 本願を信受するは前念命終 │ 前念命終なり即得往生 │ 即得往生 は後念即…

現生不退とは

「現生不退」とは現在世で正定聚不退転になれるということで、この世で完全な救いにあずかるということ。 真に知んぬ。弥勒大士は、等覚の金剛心を窮むるが故に、龍華三会の暁、当に無上覚位を極むべし。念仏の衆生は、横超の金剛心を窮むるが故に、臨終一念の…

輪廻転生から離れる道

高僧和讃に 昿劫多生のあいだにも出離の強縁しらざりき本師源空いまさずはこのたびむなしくすぎなまし 高僧和讃とはどんな和讃か、七高僧の書かれたもの、これは法然上人について書かれたお言葉。源空上人とは法然上人のこと。法然上人から教えていただくこ…

仏教の結論を強調する人ほど激しい攻撃を受ける

五濁の時機いたいては道俗ともにあらそいて念仏信ずる人をみて疑謗破滅さかりなり(正像末和讚) 「一向専念無量寿仏」を強調する人ほど、激しい疑謗破滅がやってくる、と教えられた親鸞聖人の「ご和讚」 五濁とはどんなことですか?阿弥陀経にあります。劫…

阿弥陀仏に救われたらどうなったか

阿弥陀親鸞 聖人が教行信証信巻の中のお言葉。 真に知んぬ。弥勒大士は、等覚の金剛心を窮むるが故に、龍華三会の暁、当に無上覚位を極むべし。念仏の衆生は、横超の金剛心を窮むるが故に、臨終一念の夕、大般涅槃を超証す。(教行信証) 阿弥陀仏の願いはど…

自力と他力の違い

浄土真宗の布教師で香樹院師という人がいた。蓮如上人の生まれ変わりともいわれる素晴らしい人。聴聞 ということについて有名な4つの心構えを教えられている。 骨折って聞け、 衣食忘れて聞け、 間断なく聞け、 聞けぬときは思い出せ。 香樹院師といいます…