仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

善知識

どれだけ遠くに届くかは内容の深さ

昔は最初から、仏教と言えない、色々な事情がありました。 これは800年前の法然上人の時です。 法然上人が生まれられ、親鸞聖人が生まれられました。 法然上人は浄土宗を開かれました。 当時は南都六宗の中でも力があったのは、法相宗の興福寺でした。 浄…

図解雑学親鸞

浄土真宗を開かれた親鸞聖人は社会の裏で、大きな力にひどい目にあわれたかたの一人です。 図解雑学というシリーズが書店に並んでいますがその中に図解雑学 親鸞というものがありました。その図解雑学親鸞という本の後ろに親鸞の生きた時代の年表があります…

田辺哲学を学ぼうと思ったヨーロッパの若者

あるヨーロッパの若者が、田辺哲学を学びたいと思ったそうです。 でも、田辺哲学を極めるには土台が教行信証だから教行信証を読まないとわかりません。教行信証を読みたい。 では教行信証は誰の本かというと親鸞聖人です。親鸞 聖人は浄土真宗の開祖です。で…

親鸞聖人の非僧非俗の一大宣言

親鸞聖人は、非僧非俗といわれています。 つまり、僧侶じないと言われる一方、「俗じゃない」ともいわれています。 それは、国家権力の認める僧侶でもなければ、世間の仕事につく俗人でもない、本当の僧である、ということです。 本当の僧といいますのは、聖…

源信僧都の往生要集

平安時代の天台宗の僧侶で源信僧都という方があります。源信僧都は、阿弥陀如来の本願を伝えられた方です。 この方は沢山の著書が残っていますが、その中で有名な不朽の名著が往生要集です。 私たちが往生できるかどうか、その要の経・論・釈、お経や論とか…

龍樹菩薩とは

龍樹菩薩とはどんな方でしょうか? ブッダの亡くなられた後、700年後にインドに現れられた方です。この方によって大乗仏教が大成され本当の仏教を知ることができます。 この方沢山の著作がありますが、その中の主著が十住毘婆娑論です。 この中に阿弥陀如…

仏教には秘密がある?

浄土真宗で三業帰命の異安心である秘事法門というものがあります。その特徴としては、絶対に秘密を守れといいます。 仏教の教えの中には秘密というものはありません。日蓮宗では秘法というのがありますが、「そんな根拠のないこと言うな!」と言うと「法華経…

なるべく一人にならない

仏教を求める心がけとして「なるべく一人にならない」というものがあります。 浄土真宗を日本全国に広められた蓮如上人は、「同行・善知識にはよくよく近づくべし」(御一代記聞書150)と教えられています。 連れが大事、教えが大事ということです。 一人に…

欲しがりません勝つまでは

戦争のとき「欲しがりません、勝までは」アメリカに勝てばと思っていました。 その後日本は金持ちになれば幸せになれると頑張りましたが、今は流行りません。 みんなわかっちゃったから「金持ちになっても幸せになれないこと分かるから」、政治運動も流行り…

ブッダのすべての人を救う手段

厭離穢土 欣求浄土 地球上ではじめて阿弥陀如来の救いにあった韋提希夫人のことが観無量寿経に説かれています。どのようなご方便があったのでしょうか。 ブッダは、韋提希夫人に対して、眉間の白ほうそうから、諸仏方の極楽浄土をおみせになります。 ひとき…

法蔵菩薩の願い

阿弥陀仏がまだ仏のさとりを開かれる前、法蔵菩薩という名前の菩薩だった頃、世自在王仏という仏のお弟子でした。 ある日、法蔵菩薩が先生の世自在王仏のもとへやってきて、「先生、ひとつお願いがあります」と手をつきます。 普通お願いというのは、自分の…

仏教の先生の条件

今日は成人式、いかがお過ごしでしょうか。成人にちなんだ話。 仏教の教えを私たちに伝えるのは大変です。私たちはなかなか受取れません。仏教に説かれる真実を体得し明らかにして下される方、仏教の正しい先生が少ないのです。 阿弥陀如来 の本願を正しく伝…

仏教の先生をおろそかにしてはいけない理由

お釈迦さまは、善知識はさとりの全因縁といわれている。 善知識とは、正しい仏教の先生。 これについて「仏法を聞き求めていくあなたの気持ちを言ったもので、ハイかしこまりましたと言える善知識に会えた人が幸せ。はじめから真の知識と心中できる人はいま…

韋提の権実

韋提希夫人はお釈迦さまに導かれ、 とても善のできるような私ではない。極楽どころか地獄しか行ようのない自分でありましたと知らされました。 後生の一大事に気付いた苦しみです。また、無明の闇の苦しみです。 そうした韋提希に、お釈迦さまは次にどんなア…

一意専心

一意専心、心を一つにして、一心不乱に。次があると思うから油断して失敗する。一座の聴聞 にかける思いが大事。次があると思うから真剣になれない。この一座で、何としても信心決定するぞという信念が大事。 聴聞に極まるといわれるが、善知識より聞かせて…

お釈迦さまから七高僧へ

もし、1点を通る直線を書けといわれたら、いくらでもかける。しかし2点を通る直線を書けといわれたら、1本しかない。 もし、8つの点をとおる直線、8つの点をとおる直線を書けといわれたら、たまたま書けたとしてただ1通りしかない。お釈迦さまは人生の…

極楽には往きやすいのに人がいないのはなぜ?

『大無量寿経』にお釈迦さまが「易往而無人」 と言われている意味を 蓮如上人はこのように明らかにされた。 これによりて『大経』には「易往而無人」とこれを説かれたり。 この文の意は、安心を取りて弥陀を一向にたのめば浄土へは参り易けれども、 信心を取る人…

善知識・同行には親しみ近づけ

親鸞 聖人がこう仰有っている。 「悪をこのまんには、慎んで遠ざかれ、近づくべからず」とこそ説かれて候え。「善知識・同行には親しみ近づけ」とこそ説きおかれて候え」 末灯鈔のお言葉。 末灯鈔は親鸞聖人のお手紙のようなもの。 親鸞聖人の御法語、ならび…

善知識に対する気持ち

まったく仏教を説く人がいない。 寺はたくさんあって、袈裟かけた坊主はいるが 仏教を説く人がいない。 真実を説ききる人がいない。 お釈迦さまは般舟三昧経に「善知識おられたら千里二千里はおろか海山こえてもはせさんじよ、 仏の如くうやまえ、身肉手足を…

善知識にあうことの難しさ

宿善開発まで求めることが大事。 いかに宿善があっても聞かせて下さる善知識にあえなかったら聞くことはできない。 おあいできてこそ聞法のご縁がいただけるので 五重の義の2番目は善知識。 善導大師の二河白道のたとえがあるが、東岸、此岸、幸せもとめて…