生きる意味
一切が崩れ行く中で、何を求めるべきなのか? それについて、私たちにヒントを与えてくれるのがこの「いろはうた」です。 色はにおへど散りぬるをわが世誰ぞ常ならん有為の奥山今日越えて浅き夢見し酔いもせず(いろは歌) これは、文学的にも、非常に美しい文…
「死というものの凄さ、自分の人生振り返って何をしたとか、何をしてないとか、全然関係ない。ビタ一文かすんない」(ビートたけし) どんな心境なのか、飛行機に喩えてみると、生まれたときが飛び立った飛行機。快適な空の旅、過ごし方は色々。どんな雑誌を…
生きる意味というのは日常生活の中でふっと思うことがあります。八百屋のおじさんがふと思う。「なんで毎日こんなことをやってるんだろう」それが生きる意味を知りたくなる一瞬です。浜崎あゆみ、顔は好きじゃないんですが、歌詞はやはり哲学的なことを語っ…
ブッダの説かれた四苦八苦のうち、死苦以外の苦しみは、経験上、想像できる。しかし、死の経験はない。死については目隠しされている状態だから、最後の最後まで実感がない。 他人の死と自分の死これは、動物園の虎と、山の中でバッタリ出会った虎。想像して…
以前「人生の意味」という本がよく売れたみたい。18万部突破、と出ていました。もっと言えば、直木賞作家の五木寛之氏が書いた「人生の目的」という本が売れに売れた。一年間で最も売れた本です。どうして、そういう本が売れるのか。当時の出版業界の友人…
お釈迦さまは、親の恩を10に分けて具体的に教えられています。 まず最初は、懐胎守護の恩。お母さんの胎内にあなたが宿ってその間お母さんは胎教に努める。 あなたを守る。胎教の恩ですね。五体満足に生まれて貰いたいと食べ物や、見るもの聞くものに非常…
好きな西洋の格言があります。 過ぎ去ってから、やっと分かることあり、後悔することある。 小学生で、ピアノやっている。馬鹿にされる。 しかし、高校になったら、音楽センスいいし、シンセサイザーひける、いいなあ。 目的なしに、歩くのは変。いつまでも…
自分の姿を正しく知らないと、何か不安のつきまとった生活しかできなくなる。また、幸せをつかむことができない。 大学受験、自分は偏差値どれくらいなのか?知るのが怖いからといって、現実逃避していたのでは受験勉強していても不安になる。 就職活動なん…
浜崎あゆみの歌に 「いつも強い子だねって言われ続けてた泣かないで偉いねって褒められたりしていたよそんな言葉ひとつも望んでなかっただから解らないフリをしていた」 というのがある。 本当は強くないんだよ、本当は偉くないんだよ。誰か私のことを理解し…
この世には色々な差別がありますが、人は、平等に幸せになれるものでしょうか。 唐の時代の中国の高僧・善導大師は、謗法闡提廻心皆往(法事讃)といわれています。これは、「謗法も闡提も廻心すれば皆往く」と読みます。「謗法」というのは謗法罪、仏法をそ…
人生に後悔する人はたくさんありますが、蓮如上人は、人生に後悔してくれるなよと言われている。 「命の中に不審もとくとく晴れられそうらわでは定めて後悔のみにてそうらわんずるぞ、 御心得あるぺくそうろう」(御文章一帖目六通) その直前には、みんな油…
大学に使いこなされる学生というのは、何のために勉強して働いて頑張っていくのか、考えていない大学生のことです。 今のことで、楽しい、苦しいで行動しています。 勉強して働いて生活していくのはなぜか。勉強する意味、生きる意味は考えなくてもいいと思…
昔、一休さんという人が人生の裸形を「世の中の娘が嫁と鼻咲いて嬶としぼんで婆と散りゆく」と歌った。 これを短く映像にしたのが、X-BOXのCM 生まれたと思ったら、あっという間に墓場に飛び込んでいく。これを見て、よし今日も頑張ろうという気持ちにはなれ…
1996年に出た『7つの習慣』は、44カ国語に翻訳されて世界で2000万日本で130万部のベストセラーになっています。成功者達が、若い時に読んだらいい本1位になっています。 その7つ習慣の3番目に「重要事項を優先する」というものがあります。…
人間万事塞翁が馬の人間は、世間のことです。万事はすべて。塞は城です。翁はおじいさん(城の近くに住んでいた)の馬という意味です。 普通は、人生何が起きるかわからない、と使われるが、ここから分かることは、終わり良ければ全て良しということ。 プロ…
やりたいこととやるべきこと言葉は似ているがぜんぜん違う。 やりたいことは楽しいことだが、やるべきことは楽しくない。 やりたいことはやらなくてもいいが、やるべきことはやらねばならない。 やるべきことの代わりにやりたいことをやって後悔したことない…
私達は生を土台にしている。命あってのものだね。 お金も地位も名誉も家族も登山などの趣味も仕事も大前提が、生。 ニュースで女性のサーファー、世界的な有名な女性。片腕をサメに食われた。家族もニコニコしている。死なずに済んだから。良かった良かった…
よく子供から、何のために勉強するの?という質問があります。 これは、将来いい仕事につくため、では答えになりません。もし社会に出て役立つ勉強だったとしても、 越えなばと思いし峰に来てみればなお行く先は 山路なりけり という歌のようになるからです…
人の一生を一休さんがこんな歌でたとえています。 世の中の娘が嫁と花咲いて嬶としぼんで婆と散りゆく 娘時代が一番よいとき、楽しい時といわれるので女編に良いと書きます。結婚すると他の人の家に入るので嫁とかく。お嫁さんも子供が生まれると嬶といわれ…
人生の最後問題になるのが、人生の中で何をやればいよいよ死んでいく時でもよかったと終われるのか。普通どう考えるか。やりたいことができなかったら後悔が残る。だからやりたいことをやりたいだけ積み重ねていけばきっと死ぬ時に後悔ないんじゃないかと思…
人生の最終的なゴールとは何か。 例えばレストランに入ったらどうするか。料理を注文する。そして、話をしたりする。食事以外にも、景色を見たり、パソコンをしたり、マンガを読んだりできる。こち亀がよくある。「料理まだかなあ」と思っていると席が混んで…
日本では年間12万冊の本が出ているそうです。その中で、優秀な文学の新人には芥川賞が与えられます。 普通自分の名前が賞がつくというのはなかなかありませんよね。それほど芥川龍之介はすごいということです。 その芥川はこのようにいっています。僕達が…
聖徳太子の十七条憲法では、第一条が和を以て貴しとなす第二条が篤く三宝を敬え三宝というのは、仏教のことです。 本当の生きる意味は、仏教にしか教えられていません。同時に仲良くやりなさいと言われているのが仏教です。反対する人にも伝えるのが仏教です…
教訓的な話があります。ある人通りの少ない山道を、大きい牛をひいて、わが家へ急いでいる一人の農夫があった。 牛は彼の最も大切な財産らしく、ふり返りふり返り、いたわりながら、日暮れの道を急いでいる。やがて、農夫の後ろに二人のあやしげな男が現れ、…
生きることを山路を登っていくことにたといえると、途中でしゃがみ込む人もいます。それは自殺をする人です。 そういう人がいると、「頑張りすぎだよ、マイペースでいいからもう一回やってみよう」といいます。 自殺する人は、弱々しい人だと思いますが、弱…
「こんなはずじゃなかった」という番組があります。 早川さんという方が、在宅医療を推進してきた話です。 NHKから、26歳の時、28歳の時、90歳の時と70年取材を受けている人です。 死を迎えるのは、病院か、在宅か。在宅は天国といっていたが、自…
諸行無常ということが分かったら大変なことになります。 諸行無常とは?儚い人生を輝かせるただ1つの方法 ロシアの文豪トルストイに『懺悔』という本があります。 もともとお金持ちだった彼は、努力の結果、作家活動で名誉を手に入れて、生きる意味が分から…
最近は、死んだらどうなるの不安は、学問の場で取り上げられています。臨終の時に起きてくるこの不安を、スピリチュアルペインといいます。 スピリチュアルペイン・臨終に起きる心の痛みとその理由 スピリチュアル・ペインは、医学ではもちろんどうにもなり…
私達には、意識と深層心理の2つあります。 お酒やタバコを分かっちゃいるけど辞められないというのは、意識では知っているけど、深層心理からするとやってしまう、ということです。 席を譲るのはいいことだと分かっています。しかしお礼を期待する心ありま…
キルケゴールと親鸞という本があります。哲学が似ていると思っているのです。 デンマークの哲学者、思想家です。今日では一般に実存主義の創始者、またはその先駆けと評価されています。 キルケゴールは42歳で亡くなったのですね。 道端に倒れて死んだと言…