仏教研究室

仏教を研究しています。

救われても極楽に往きたくない

極楽はありとは聞けど片便り冷飯くうても娑婆におりたい これはどう言うことか。今信心決定していない人は、いくら極楽浄土があると聞かされても信じられない。信心決定する前は極楽浄土がいくらありと聞かされていてもハッキリ分からない。救われたものから…

無常・死後の世界への旅立ち

旅立ちの用意はよきか深夜でもいざ鎌倉の秋は来るなり 鎌倉の秋と書いて『とき』。いざ鎌倉のときは来るなり。これはどう言う意味か。 旅立ちは死後の世界への旅立ち。私たちは100%死んでいく。老後は段々と来る。老後までには時間がかかるが後生は突然…

心の底の奥の院の本尊は、仏像ではなく鬼

みな人の心の底の奥の院探してみれば本尊は鬼 私たちは迷いが深い。その迷いを破って真実を明らかにして下さる歌。 これを理解し覚えることであなたの心を顕正できる。顕正とは正しいことを明らかにする。 これは私たちの真実の自己はどんなものかについて教…

悪を悪とも思わないというのは、心の麻痺?

信仰がすすむと、悪を悪とも思わない心が知らされてくるということは、罪悪に関する感覚が麻痺するのでしょうか? これは鈍感、鈍くなると言うことではありません。悪を悪とも思わない自分だなということが知らされてくる。仏法を聞くまえとくらべてこれが悪…

外に賢善精進の相を現じて内に虚仮をいだくことをえざれ

善導大師の 「不得外現賢善精進之相」の従来の読み方を親鸞聖人が読み替えられたことについて。 「不得外現賢善精進之相」 これは元々善導大師のお言葉です。同じ文章を親鸞聖人が読み替えられました。ただ読み替えられただけではなく、意味まで逆転された。…

人生の目的と善の関係

諸善万行ことごとく 至心発願せるゆえに 往生浄土の方便の 善とならぬはなかりけり (浄土和讃) 「至心発願せるゆえに」とはどういうことか。 これは、阿弥陀仏の十九願に出ているお言葉 設い我仏を得んに、十方の衆生、菩提心を発し、諸の功徳を修し、至心…

迷信と仏教の違い

迷信が流行っている。 毎朝テレビで今日の運勢を放送している。 占いなら、星占い、日の善悪。臨終の有様と後生仏教というと、葬式やお墓。 しかし日本の仏教で最大宗派の浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、いつも「親鸞閉眼せば賀茂河に入れて魚に与うべし」と…

真言宗の刈萱童心(かるかやどうしん)

後生の一大事に取り組んだ聖道門自力の仏教のなかでも、後生の一大事の解決に大変苦労した人がいます。真言宗で、刈萱童心という人がいます。もとの名前を加藤左衛門繁氏。部下を集めて、花見をしようじゃないか。昔もそういう宴会があった。乾杯しようか、…

偽物の花

香りはと 問われて困る 造り花 親鸞聖人の教えの一念の信心は?ときかれて困る。自力他力の水際は?と聞かれて困る。それは造り花だから。 最近の造花は、凄い。 騙されて近づいて触って、なあんだ!と驚く。 本物だと、いくら自画自賛しても、蝶や蜂は見抜…

遺産

電車から降りるとき、誰に席を譲ろうかとキョロキョロして気をもんでいる。自分の電車のように執着し、座っていた席に未練タラタラの者ばかり。前に立っている人に、あっさり譲って、降りた先のことを考えねばならぬのに……。あわれというも愚かなり。 死後の…

一秒も休む暇なし前進す

お聖教のお言葉を苦労して自分で作って書いて覚えた。自分で書いた文だけ種蒔きが違うから。自分で苦労する。パソコンで打つ。打った人、書いた人が得をする。 見るだけより書いていって読む。全部総動員させて必死に覚えようとする。何時も持ち歩いて拝読し…

因果応報のしくみ

仏教の目的は抜苦与楽。 人生苦なり。人生の実相が楽しいものなら何も教えを求める必要はない、けれど苦しいものだから、何かを求めて対処しなければならない。 お釈迦さまの第一声がこれであった。ではなぜそうなるのか。まず人生の現実、実相を教えられ、…

仏教を聞くとき早く救われる心がけ

仏法は聴聞に極まる。 では聞く聞くと言っても、授業を聞いているように聞けばよいか、ラジオを聞いているように聞いていればよいか、そうではない。 正座をして心を正して聞かなければならない。これを譬えられた話があります。 あるとき舎利佛が座禅の修行…

あなたが必ず苦しむこの世の仕組み

人は何かを信じなければ生きていけない。 信じるということは生きるということ。 人はなにかを当て力にして頼りにして生きている。パートが辛いけどあの子が大学を出るまで頑張ろう、という親は子供を当て力にして生きている。妻は夫を、夫は妻を頼りに生き…

慶應大学の医学部生が自殺

慶應大学の医学部生が自殺した。慶大医学部といったら、東大医学部と並ぶところ。皆が寝てる間も一生懸命勉強していた。「医者になって幸せになりたい」その気持ちで勉強したが、未来は更なる不安。自分に幸せはないのか、と自殺。 肛門に目薬さして、見当違…

阿弥陀仏の救いの対象

お釈迦さまが一生涯かかって教えられたのは、どんなことか。お釈迦さまが一生涯仏教を説かれたのは、阿弥陀如来の本願一つです。お釈迦さまの先生である阿弥陀如来の御心ひとつをといていかれた。阿弥陀如来の本願というのはお釈迦さまの先生が 約束をしてお…

教学の大切さ

顕正の面で言いますと、よく自分が理解できていますから筋道立てて話ができる。 ところが教学をしていない人は無茶苦茶なとりとめのない話になる。相手に嫌がられて伝えられない。こういう違いが出てくる。またお聖教の理解から言えば。 正しくお聖教の解釈…

仏法者の聖なる使命とは?

「聖使命」の「聖」はきよらか。「使命」は命を使ってでもなさねばならないこと。それは我が身の後生の一大事の解決であり、その道を一人でも多くの人に伝えること。 それを覚如上人は教えて下さっている。 明らかに無漏の慧灯を掲げて遠く濁世の迷闇を晴ら…

禅宗の開祖ダルマさん

極楽と地獄に通う分かれ道踏み迷うなとにらむダルマさん これも知っておいたらいい。達磨大師と言えばもとはインドの人で120歳で中国に渡った。禅宗の開祖です。ダルマさんがあんな怖い顔をしているのは、厳しい修行に挫折しかかって、もう辞めようかなと…

別れ路のさのみなげくな法の友

別れ路のさのみなげくな法の友また遇う国のありと思えば 法然上人のお歌 別れ路、いよいよ親鸞とも別れが来たか。親鸞聖人は越後、法然上人は土佐。おそらく今生最後の別れとなるだろう。しかし、さのみ、これはそんなに。そんなに嘆き悲しむな。法の友、法…

自分の死は臨終になるまで分からない

今までは他人のことだと思ったに俺が死ぬとはこいつたまらぬ これはある有名な医者が歌った歌ですが、医者は人の死をみとる、人の死ばかりみているんですけど、人の死を観ているときと自分の死を迎えるときとは全く違う。 天地雲泥の差がある。檻の中の虎を…

苦悩の根元を教えられた親鸞聖人のお言葉

苦悩の根元を教えられた親鸞聖人のお言葉 真の知識にあうことは 難きが中になお難し 流転輪廻の際なきは 疑情のさわりにしくぞなき 苦悩の根元は無明の闇と教えて下さる方が真の知識、しかし、苦悩の根元は無明の闇だと教えて下さる方がないから、真の知識に…

どうして浄土真宗では救われたことが分からないと言いだしたのか

いつとはなしに救われるということは、死ぬまではっきりしないということですから、晴れたも曇ったもわからない、浮世の空にかかる雲なしという日本晴れの大安心大満足の身にはなれないということになってしまいます。死ぬまで助からないということになりま…

山吹の花は実を結ばない

遇い難きこの法の会を山吹の花とばかりになすな皆人 仏法というのは人生の目的を教えている。ちょっとやそっとであえる教えではない。仏教にであうことは非常に難しい。何百万何千万だしても聞けない教えです。法とは仏法。仏法イコール真実ですから。大宇宙…

人生で最も大事なことを忘れている

人生で最も大事なことを忘れて、急がなくていいことにこだわっていることを蓮如上人はどう仰っているか。 「仏法には世間の隙を闕きて聞くべし。世間の隙をあけて法を聞くべきように思うこと、浅ましきことなり。仏法には明日ということはあるまじき」由の仰…

なぜ苦しくても自殺してはいけないのか

教育現場でも生きる意味が分からないので、自殺をとめられない。 ある学校で自殺する小学生がたくさん出た。そこの校長先生。その対策のインタビュー。うちの学校の屋上のフェンスが低い。高くしましたのでもう安心です。こういうこといってひんしゅくを買っ…

心の闇が破れた

苦悩の根元が一念で破れる。 そして、この世でどう生きるか、生きる手段、家をたてても、オリンピックで優勝しても、どんなものを得ても、心が本当に奥底から喜びが満ち溢れる、そんな体験はなかった。 そういう私たちに、本心へと光が差し込むのです。明る…

本当の仏教は何回救われる?

本当の仏教は「二益法門」と言われます。 二度の臨終・二度の葬式を教えられています。根拠として、蓮如上人の御文章のお言葉があります。 問うていわく、正定と滅度とは一益と心得べきか、またニ益と心得べきや答えていわく、一念発起のかたは正定聚なり、…

仏教には何が教えられているの?

仏教には、何が教えられているのか。人生の目的が教えられています。 私たちは、幸せをもとめています。その幸せも、今日あって、明日どうなるかわからないような幸せはもとめていません。いつでも、変わらない、安心、満足、これを絶対の幸福といいます。人…

苦しみを離れた世界とは

無明の闇明かりとは、生き甲斐、希望、夢、心のささえ、あて力にしているもの。心の周りに明かりを灯している。ところが、死に直面すると、一切の明かりが消え、真っ暗になる。一歩後生と踏み出すと、ハッキリしない。暗い。日頃は忘れている。秀吉は、辞世…