仏教研究室

仏教を研究しています。

初心わするべからず

初心わするべからず」誰が言った言葉か。

能楽の完成者観世流の第二世

世阿弥もときよは常に弟子達に戒めている。

仏教の言葉ではないですが。

 

芸道を学ぶに一番大切なのは初入門の心、

これを一生忘れてはならないと言うのである。

厳しい芸の道に挫折する者が多かったからであろう。

これは全ての職業人にも通ずる物であるが、

どんな職業であれスポーツであれ何かを成し遂げようと思ったら

非常に大事なことです。

 

あなたは日記を付けようかなと思ったことありますか?

日記でも続けるの大変ですよね。


私も以前書いたとき1年くらいで挫折しました。
たかだかそんなことでも続けるのは難しいです。

 

勉強でもスポーツでも研究でも一年二年で何かなし遂げられるということはない。

ですから是は全ての職業人でも通ずることであるが

特に真実の仏法をもとめ絶対の幸福を目的とする仏法者にとっては

最も大切な心がけといわねばならぬ。

 

それ以外にも大事な心がけは色々ありますが

最も大切な心がけといわれるのです。

 

初心忘れず、ずってでもはってでも

歩みがとろとろ遅くても続けると言うことで

中でも青年は熱しやすくさめやすい、

当初は一切をなげうっても真実にかけようと火の玉のように燃え上がる、

しかし一生参学の大事。

 

後生の一大事の解決は一生参学の大事である。

一生涯かかって達成できたら人生の大勝利者

後生の一大事は臨終いきの切れ際にでも達成できたら

人生の大勝利者です。

 

そういうことがこの道進んでいけば、

信仰が進めば進むほどその重さが分かってくる。

聞き始めた当初は話はしているんですけど言葉では聞いていても

実感が全然わかんないんですね。

 

ところが真剣に聞いていくと人生の目的、

わが身の人生の目的なんだなということがだんだん知らされて行く。

一生参学の大事であるということが知らされて来るんですね。

一週間に週間のものとは訳が違うと知らされてくる。

しかし一生参学の大事は一朝一夕で解決できる物でなく

しかも遠い道であることに驚く。

 

最初は近く見える、一ヶ月で達成するぞ、近くに思えるのですが、

進めば進むほど決勝点に近づけば近づくほど

だんだん遠くに感じられて来るんですね。

解決が、とてもこれ達成できるのかなとなってくるのです。

そしてここで金輪際助かりきらないと知らされるんです。

その道は険しく、しかも遠いことに驚く。

 

だから初心忘るべからず。