願力無窮にましませば
罪業深重もおもからず
仏智無辺にましませば
散乱放逸もすてられず (正像末和讃)
最初の半分は、無量光について。
後の半分は、無辺光について。
阿弥陀仏のお徳の二つについてです。
阿弥陀如来の本願力には限りがないから、どんな極悪人でも助かります。
そうでなかったら、私は助かりません。
どこに飛んでいっても捨てられないのです。
その1つ前の御和讃
無明長夜の燈炬なり
智眼くらしとかなしむな
生死大海の船筏なり
罪障おもしとなげかざれ (正像末和讃)
親鸞 聖人が、励ましておられるお言葉です。
悲しまなくてもいいですよ、
嘆かなくてもいいですよと。
苦しみの海でもがいているけれども、それを浮かばせる船がある。
どんなに重い罪を作っていても嘆く必要はありませんよ。