占いの結果によって修行者を殺し、
阿闍世(アジャータシャトル)が生まれるのですが、非常に凶暴な子供だったといわれます。
自分の子供がそんな状態になって行くわけですから、まさに悲劇です。
王が諫めても、「俺に早く王位を譲れ」と言うわけです。
それを聞いた韋提希が怒っても、
「親がなんだ。二言目には苦労したとかかわいがったとか。
勝手に産んでおいて何を言う。さっさと死んだらどうだ」
なんて言われる。
しかも、言い返せない。
これは、2600年前のインドだけでなく、今でも聞かれそうなセリフですよね。
親に五寸釘を打つような言葉です。
まさに五逆罪です。
最近の親は、勝手に生んでおいてといわれると、
「それなら下ろして欲しかったか」
というそうです。
恐ろしいですね。