仏教研究室

仏教を研究しています。

あなたは自分で自分を見られるか?

自分の心を見つめる2つ目の鏡は、自分鏡。

自分鏡とは、自分で自分を見る。
これは欲目が入って、本当の自分をうつさない。
自分の子供に対しても欲目がある。
子供が万引きで捕まった。
「うちの子に限って」と親は必ず言う。
自分の子供が泥棒したら、自分は泥棒の親になる。
そんなはずはない。
親バカ。
ある医者から聞いた話。
腹痛ということで、娘さんとお母さんがやってきた。
診察してみると陣痛。
「これは陣痛ですよ」とお母さんに言ったが、「そんなはずはありません」という。
「うちの子がそんなふしだらなことするはずがない」と信じている。
ある医者の奥さんから聞いたことですが、御主人は、家族を自分では診察しない。
どうしてもよく見よう、という欲目が入るから。
自分のことは悪く思えない。
自分の子供や家族でさえ欲目がはたらくのですから、
まして自分自身となればいわずと知れています。
みんな自分に惚れきっている。

白髪が増えたな、と思っても、自分よりもっと若くて白髪の多い人を連れてきて安心する。
近くにいなければ何里先でもつれてくる。
どうしても欲目、自我意識を離れることができない。

自分でありのままの自分を見ることはできない。