仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

無常・死後の世界への旅立ち

旅立ちの用意はよきか深夜でも
いざ鎌倉の秋は来るなり

鎌倉の秋と書いて『とき』。
いざ鎌倉のときは来るなり。
これはどう言う意味か。

旅立ちは死後の世界への旅立ち。
私たちは100%死んでいく。
老後は段々と来る。
老後までには時間がかかるが後生は突然やってくる。
死後の世界への旅立ちは良いですか。
今晩深夜でも襲ってくるか分からない。
あなた今日眠りについたら朝眼
を覚まさずに後生へ落ちているかも知れない。
無常は同い年。
同じ。
みんな平等。
死後の世界への準備はよいですか。
いつお迎えが
来るか分からない。
深夜でも襲ってくるか分からない。
私たちろくな種蒔きしていないから、
縁さえ来ればどんな悲惨な死に方をするか分からない。

どんな死に方をしても文句の言えない種蒔きを持っている。
人生の目的を完成するとハッキリする。


無量の生命を体得すると今日一日、生きているのが不思議
この激しい無常の嵐の中をよくも生き長らえさせていただいている。
今日一日あるは不思議と知らされる。
いつ臨終が来るか分からない。
いざ鎌倉ということわざがある。
いよいよ臨終だ、これが最後だ、その時が100%やってくるんだと言うことです。
これが今晩かも知れない。
明日かも知れない。
後生 はそう遠くない。
今正常に動いている心臓が止まったら後生 です。
その時が来る。
なぜ絶対やってくる後生に対してもっと真剣にならないのか。
叫ばずにおれません。
私たちにとって大事な歌です。