仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

東条英機が13階段を登ったときの様子

東条英機の辞世の句

日も月も蛍の光さながらに
行く手に弥陀の光輝く

日って太陽です。
月はお月さん。
太陽や月が蛍の光だと。
蛍って見たことある?
ちっちゃいよね。
よく田んぼにチラチラいるね。
田舎に行くと今でもあるでしょうけど。

今でもあるでしょうか。
東京ではもういません。
たまにデパートにいる。
蛍一匹500円。
尻が光るだけで。
金沢では田んぼのとこにいる?

しかしね、太陽が蛍の光
考えられる?ちょっと考えられないでしょ。
譬えとしても凄まじい譬えだ。
いくら何でも太陽が蛍の光はないだろう。

しかし、これまったく東条は何の誇張もなければハッタリもない。
太陽も月も蛍の光さながら。
この東条の心は明るい明るい。
行く手に弥陀の光が輝いている。
なんて私は心がハッキリしたのだろう。
いつ死んでも無量光明土

光明輝く世界に東条は行くぞ。
限りない光明の世界。
明るい世界です。
そしてまた、この阿弥陀如来のお力のことを超日月光とも言う。
日月を越えた光。
日も月も蛍の光さながらだ。
正に超日月光そのまま。

明るい心になれるんだ。
死んだら困るじゃないんだ。
いやあ嬉しい。
のびのびとねるぞ。
行く手が明るい。
微塵の暗さも不安も淋しさも動揺もない。

死の13階段を上るときアメリカの憲兵一人一人に
『有り難うあなたも阿弥陀如来の本願聞いて下さい、いつか遇って下さい』
と一人一人に感謝の言葉を述べて13階段を上った。

この阿弥陀如来  の本願によって、死んだらどうなるかハッキリしない
心の闇が解決できる。
これを後生の一大事という。

死んだらどうなるかハッキリしない心が、
生きている現在ハッキリするんです。
ハッキリした心になれる。
これが解決。
生きているときにハッキリするか
らこれを平生業成と言うんです。