今日今時よりして、不法懈怠にあらん人々はいよいよ信心を決定して、
真実報土の往生を遂げんと思わん人こそ、まことにその身の徳ともなるべし。
とおっしゃっています。
その人に近付いても全く仏法を聞く気がない人、
もう少し仏教の教えを聞かせていただいているのなら、
もっと仏教の本を読んで
仏法の話をしても良いのに世間話ばかりしまいます。
仏法の話となると腰が重いのです。
それが蓮如上人の時代に相当仏法に携わった人の中にあったので、
徒に空しく月日を送っているのを何とかならんのかという御心で
御文章2帖目12通をお書きになっていることが窺えます。