どんな成功者と言えども同じです。
豊臣秀吉もしかりです。
一介の水飲み百姓から天下の太閤まで上り詰めたという点からしたら
人生の成功者といえますが、その成功者の名にふさわしい
最期の詩を残していますか？
これが秀吉の辞世です。
露と落ち露と消えにし我が身かな
難波のことも夢のまた夢
あっと言う間です。
高校三年間というのは、あっという間でした。
早いね〜〜〜。
長いようであっという間に過ぎてしまいます。
終わったときにあっという間というのです。
秀吉もそうだった。
「難波のことも夢のまた夢」とかいっています。
難波というのは大阪のことです。
あれだけ波乱万丈の人生を送ったのに
夢の中で夢を見てきたようなものといっています。
太閤記、面白いです。
好き勝手な人生送って、しかも勝ってきたのです。
勝ち組です。
凄い人生です。
いろんなことをやりました。
よく「いろんな事やってみなさい！！」
とか言いますがそういう意味では秀吉は凄いです。
しかし秀吉は夢と言っています。
どんなに夢の中で絶頂にいましても夢が覚めたら何も残りません。
映画なんて見ているとき感情移入していますが、
映画の中ではいろんな事があります。
死んでいくときには映画であったことは全部、
急にプツンと切れてしまうわけです。
何にも残りません。
では何をすればいいのかは、
仏教に教えられています。
