「仕事やめて聞け」と蓮如上人はおっしゃっている。
御一代記聞書(155)
仏法には世間のヒマをかきてきくべし、世間のひまをあけてほうを聞くべきよ
うにおもえり
仕事を一生懸命やってひまがあったら仏法聞こうというのはあさましいとおっ
しゃている。反対だということ。
仕事は手段。仏法は目的。、目的が最初。
世間では過労死するまではたらいているひとがいる。そういう人は仕事をする
ために生きているとおもっている。中には家族まで犠牲にして死んでしまうと
いうひともいる。
一生懸命勉強する人に限って一生懸命仕事をする。日本人はレジャーにまで一
生懸命取り組む。
結局、人生はなんなのかなんでもない。勉強して仕事してときどきつかれるま
で遊んでそれでおわり。
これが人生。この世界にでるのが人生。仏法がなかったら、人生はなんにもな
い。恋愛があるとかゲームがあるとか思うかもしれない。
生まれてきたのは現生不退のみになるため
平生業成。
そのほかはみんな付属品。
それ以外は余暇。仕事は余暇。
みんな仕事仕事ですべてを仕事に費やすが倒産してしまうこともある。
どうせ打ち込むのならくずれないものにうちこまなければ。
肉体はほろぶがかわらないたましいのことにうちこまなければならない。
仏教、地獄、そんなものは釈迦が説いたおとぎ話とおもっている。現実がある
だろうとおもっている。
どっちが現実かな?
聖徳太子は世間虚仮唯仏是真とおっしゃっている。
世の中、金こそすべてだとおもっている。金さえあれば愛情かえるとおもって
いる。消費が美徳だとおもっている。せつやくするな。
そんななか蓮如上人は「仕事をやめろ」とおっしゃっている。
仏教でおしえる幸せは絶対にくずれない。これを平生業成、現生不退というの
です。