「では貴方の尊い神とは、どんな神さまですか」
と尋ねられて、明確に答えられ人はほとんどありません。
まったく習慣化して昔からあるものだからといって、
誰もその実態を確かめようともしません。
ただ漠然と神さまというものは、訳のわからない、
おそれおおくも有難いお方、
黙って拝んでおればよいものだ、程度に思っている人ばかりです。
だから尊い神さまだといいながら熱心に拝んでいるのかというと、
大抵、神棚はチリにまみれ、宮詣りなどは年に二回の祭りぐらいのものです。
特に氏神などがそれです。
氏神の総元締が天照大神になっています。
氏神というのは、その一族の長老やみんなの為に功績のあった人の「霊魂」を、
御利益ある神としたものです。
そのような死んだ人の霊魂が生きている人に幸せや不幸をもたらすことは、
お釈迦さまは、徹底的に排斥されています。
私達が人にものを依頼する時は必ず相手を確かめます。
煙草がほしければ煙草屋さんに、歯が痛めば歯医者に頼むように、
相手を確認してから依頼します。
それなのに
「金を儲けさせてくれ」
「大学合格させてくれ」
「病気治してくれ」
と先祖の死後も確かめずに勝手な祈願をしている人ばかりです。
年明けにはみんなおかしなことをしています。
蛇に向かって壱万円投げているおやじもいます。
実態を知らないと、煙草屋に歯を治しにいっているようなものです。
目的が達せれるはずがありません。
火山にある神社に参拝していた人が、火山が噴火して死んだりする
悲しい事件によって神道の嘘が実証されています。
単なる迷信です。