海水浴で水着を着て、
沖の方にいってボートかなんかこいでいる時、
不安な心になります。
海は暗くて底が見えません。
妙に頼りない、そんな気持ちになります。
プールなら底が見えるからそんなふうには思わないけど。
真っ暗で何か得体の知れないものがそこにいて
引きずり込まれるんじゃないかと思います。
平成3年にはおじいちゃんが、
平成15年にはおばあちゃんが、
引きずり込まれていきました。
こんな不安なところで、
自分もいつ引きずり込まれるかわかりません。
この暗い心が、ここで本当の生きる目的を果たすと、
死んだ後が明るい心に生まれ変わります、
「信受本願
前念命終
即得往生
後念即生」
「信受本願」とは、本願まことと受け取った、ということです。
「前念」は一念、その一念で命終ということは、命が終わります。
「命が終わる」ということは、死ぬということです。
「死ぬ」ということは金輪際でてこないということです。
欲望や怒りや愚痴はなくそうとしても次から次へと出てきますが、
暗い心は出そうとしても二度と出てきません。
即得往生 は後念即生のことです。
後念も一念、文章にすると前後ができます。
一念で生まれる、
往生一定の身に一念で生まれる、
ということです。
そうなったら暗い心は思ってみようとしてもでてきません、
黒い心ならいくらでも出てくるんだけど。
そこまで求めぬきましょう、
それが本当の生きる意味ですから。