昔、香樹院という東本願寺で有名な僧侶が、
ある坊主が2000軒の門徒をかかえていました。
門徒は300件くらいあれば生計が立ちますから、
凄いぼろも儲けでした。
今もそうですが、坊主丸もうけです。
頭下げない人よくないですね、人間的に。
坊主とか。
これに対して香樹院は7軒でした。
坊主「香樹院さん何軒の門徒をもってますか?」。
香樹院「7軒です」。
坊主「大変ですね(金が儲からんという意味)。」
香樹院「あ〜大変です!!あなたは?」
坊主「2000軒です(自慢げに)」
香樹院「それは大変ですね!!!」
坊主「えっ!!何が・・」
香樹院「7軒の人にどうしたら仏教の教えをお伝えするかをいつも悩んでいる。
どうしたらお伝えできるか大変だ!!」
坊主「(赤面)・・・!!」
友人や家族を仏教講座に誘っても文句を言う、
愚痴をいう、仏教の話をしても寝てしまう。
その時に「どうしたら分かって貰えるか!」。
そのことで、夜も眠れないことありました。
もどかしいです。
「切ない!!」とはこのことです。
しかしそのように相手に心をかける経験から、
私自身変わりました。
この人に「分かってほしい」とかいう気持ち、
悩んだ経験はいまでも忘れません。
香樹院のような悩みをもちましょう。