仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

浮き草のような人生

 御文章5帖目16通「白骨の章」の一番始めに
「それ人間の浮生なる相をつらつらかんずるに・・・」
とあります。

浮生というのは、この世の中を浮世ともいわれますが、
浮いたような人生ということです。

わたしたちの人生というのは川の水面に浮いた
浮き草のように根っこがありません。

たよりになるものがないということです。

しかも、ほんのしばらくの間のことのですよと、
「一旦の浮生」とも言われています。

長いように思うかもしれないけれどアッという間です。

家庭をつくって、ぬくもりを感じていても、
ほんのいっとき、ほんのわずかなものです。

どんなに楽しい生きがいがあってもそんな人生ですよ、
とおっしゃっています。

 

そんな人生なぜ生きるのか
ということが、
生きる目的です。