仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

馴れほどこわいものはない

仏教を聞く心構えについて、
蓮如上人は、このようにいわれています。

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蓮如上人、
「おどろかす甲斐こそなけれ村雀、耳なれぬれば鳴子にぞのる」、
この歌を御引きありて、おりおり仰せられ候、
「ただ人は皆耳馴れ雀なり」と仰せられしと云々。(御一代記聞書175)

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馴れほどこわいものはないということです。

初めは鳴子が鳴るとびっくりして逃げていきます。
しかし雀も何回も鳴っていると、慣れてきます。
大丈夫だな。
鳴子というのは、案山子もそうです。

「おりおり仰せられ候」とあるから、
ことあるごとにおっしゃっていたということです。

蓮如上人悲しんでおられます。
悲しみが伝わってきます。

生あるものは、必ず死んでいかなければなりません。
それは明らかなことです。
死なない人はどこにもいません。
100%確実な未来です。
そして、みんな内心、死をおそれています。
たまに死が恐くないという人がいます。
それは死を他人事のように思って、
自分は死なないと思っているだけです。
みんな恐いのです。

ビートたけしも言っています。
平生死は恐くないと言っていたが、それは間違いであったと。
破滅です。

大切なものを、何もかも全部おいていかなければなりません。
親も、子も、財産も。
それを嬉しい人はどこにもありません。
死後にある後生の一大事、御文章にこれだけ出てきます。
それは蓮如上人繰り返して教えておられたということです。
誰でも初めは、後生の一大事と聞くと驚きます。
しかし何回も聞かせていただくと、
悲しいかな耳慣れ雀になってしまいます。
それに対して蓮如上人悲しんでおられます。