仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

結婚おめでとう

こういう歌があります。

めでたくも限りある身の花火かな

結婚したりすると、
「結婚おめでとうございます」
といいます。

ところが、めでたくも限りある身の花火かな、
あなたがふだん求めている幸せのことといってもいいです。

その幸せはどんなものなのでしょうか。
めでたいと言っていても
限りある身の花火のようなものです。
一瞬のものだということです。

無常の我が身ですから、
花火のような一瞬の喜びでしかありません。

趣味や生きがいの喜びは
ほんのしばらくの間のことです。

花火のようなものです。
今までで一番嬉しかったことはと聞かれて、
どう言うふうに答えるでしょうか。
「いやあ、何かいいことあったかな」
というような、色あせた記憶しか
残っていないのが実態でしょう。

何かいいことあった?

色あせた記憶。
昔楽しかった幸せだったと言っても
時間がたてば色あせた記憶しか残っていないのが実態です。
私たちの趣味や生きがいはそういうものです。

そして寝るときが一番幸せかな、
これが若者の声です。

働いて帰ってきて布団敷いて寝る。
寝るのが一番楽しみだと言っている人もよくあります。

働いたら身体を休めたい、それが楽しみです。

寝るときが一番幸せかなという
若者の声は生きがいや趣味が、
それだけ虚しいということです。

どんなに生きがいや趣味で喜びを得ても
本当の幸せにはなれませんから。

生きる目的はそんなものとちがうのです。

よろこばしきかなではじまり
よろこばしきかなで終わっています。

これが親鸞聖人の教行信証にあります。

所詮はめでたいと言っても
限りある身の花火のようなものです。

本当のおめでとうと言えるのは、

めでたくは永久に輝く信を獲て

この世から未来永遠の幸せになる。
歎異抄の言葉では無碍の一道といいます。

永久に輝く信心を獲て永久に輝く、
おめでとうと言えます。
信心決定したら、
心からおめでとうと言えるのです。