仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

絶対の幸福にはどのようになれるのか

親鸞 聖人が阿弥陀如来 に救い摂られるまでの唯一の体験談が
三願転入です。

このお言葉です。

ここを以て、愚禿釈の鸞、論主の解義を仰ぎ、宗師の勧化によりて、
久しく万行・諸善の仮門を出でて、永く雙樹林下の往生 を離れ、
善本・徳本の真門に廻入して、偏に難思往生の心を発しき。
然るに今特に方便の真門を出でて、選択の願海に転入し、
速に難思往生の心を離れて、難思議往生を遂げんと欲す。
果遂の誓、良に由有るかな。  (教行信証化土巻)

 

「愚禿釈の鸞」とは、この親鸞
ということです。

次の
「論主の解義を仰ぎ宗師の勧化によりて」
これは対句になっています。
論主」といったら、龍樹菩薩(ナーガールジュナ)天親菩薩
ともに千部の論主と言われています。

宗師」とは、一般に善導大師です。
ここでは、曇鸞大師道綽禅師、善導大師です。
論主と宗師、これは七高僧を指します。

解義」、「勧化」とは、おおざっぱに言えば、教えのことです。

阿弥陀如来の本願に救われた体験の事を
蓮如上人は領解と言われています。
一味平等の共通の体験です。

七高僧はどういう道を通って救われたのかといいますと、
これも同じ、三願転入の道です。

仏教の教えを聞くことが重要です。

これは
阿弥陀仏が本願を建てられた御心を七高僧方が
親鸞聖人に教えて下さったので、
親鸞聖人もまた三願転入の道を通って、
阿弥陀仏の本願に救われる事ができました」
ということです。