私たちの実態は、
苦しんでいるという実態です。
親鸞 聖人は私たちの人生を
難度海と教えて下さいました。
難度海とは、苦海といわれるように苦しい海のことです。
私たちの人生の実態を、わたることが難しい
難度海とたとえられています。
阿弥陀如来は、その苦しみ悩みの人生の海で溺れている私たちを、
信楽にしてみせるとお約束されています。
それが、親鸞 聖人の
難思の弘誓は難度海を度する大船
(教行信証)
ということです。
「難思の弘誓」とは、阿弥陀如来の本願です。
私たちの人生を明るく楽しい喜びの身にしてみせるというお約束が
阿弥陀如来 の本願です。
難度海のたとえでいうと、大船があるから早く乗りなさい、
ということです。
まず、大船がある、明るく楽しく生きることのできる、
本当の幸せがある。
人生を明るく渡す船がある、と言われています。
その船に乗ることが、本当の生きる意味です。