仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

科学が進歩しても迷信がなくならないわけ

なぜ科学 や医学が発達しても迷信邪教がはびこるのでしょうか。


それは、何かにすがって生きざるを得ないからです。

私達は薄い氷の上にいるようなものです。
それではあまりにも不安ですから、
あそこまで行けば安心できる、
そう思っています。

あの大学に入れば、
あの会社に入れば、
この大会で優勝すれば、
この不安から逃れて安心できるのでは?
と思います。

夢中になって心を奪われて不安を忘れますが、
手に入れたら心からの安心も満足もありません。

それをつかんでも薄い氷の上に立っていることには変わらないからです。
今度はあれをつかめば・・・、
もうちょっともうちょっとの繰り返しです。

しかし手に入れたら安心も満足もありません。
薄氷を歩く足下には底知れない、
一瞬にして血も凍る深海があるからです。

最後にはその薄氷も割れて、
真っ暗な深海に落ちていきます。
科学 や政治経済といっても、
この氷の上の世界をよくするものです。

どうしたら円滑に、どうしたらこれをキャッチできるのかを
サポートするものです。
不安を解決できるものはではありません。

やがて迷信や邪教に迷います。
そして固く信じていた命に裏切られて死んでいきます。

根本に不安苦悩の根源があって、
そして迷信邪教がはびこるのです。