人にみえるところだけ取り繕っていても、
人のみていないところで、心でどんなことを思っているか、
心をみつめていかねばなりません。
罪を罪と知り、悪を悪と知って、これを恥じる人は、上の人間。
罪を罪と知らぬ人は、中の人。
罪と知り悪と知って、これを改めない人が下となります。
上・中の人は救う手段はあまりすが、
下劣の者は救済する縁がありません。
誰でも、悪をつくらない人はありません。
罪をつくらない人はありませんが、
罪を罪、悪を悪と知って、恥ずかしいという思いのある人は、
これを改めていこうという気持ちがありますので、
正すことのできる人です。
罪を罪と知らない人は、
悪いということがわからないのですから、
恥じる気持ちはありません。
今日は、寝坊をしましたとか、
1日だらだらすごしてしまいましたとか、
恥ずかしいという思いがない。
普通は恥ずかしくて、とてもいえないことです。
そんなに悪いと思っていない。
それは教えてやらねばならないことです。
しかし、恥じる心があれば、正すことができます。
罪を罪と知っていて、
改めようとしないのはどうしようもありません。
救済の縁がありません.
悪を悪とわかったら、改めなければならない。
必ず、報いとなってかえってきます。
私達は、そうであってはなりません。
因果の道理を知らされた私達は、悪をやめよう、
善をしていこうという廃悪修善に心がけていかねばなりません。
因果を信じなければ報いが来て後、後悔する。
悪い運命がやってきて後悔することになります。
臨終に泣いて後悔しなければならない。
絶対の幸福になるのが私達の生きる目的。
絶対の幸福に向かって、進ませて頂きましょう。