人生の目的である変わらない幸せになったら
どうなるのでしょうか?
それについて日本で最も読まれている仏教書である
歎異抄第七章に無碍の一道に出ると記されていす。
「念仏者は無碍の一道なり。
そのいわれ如何とならば、信心の行者には
天神・地祇も敬伏し、魔界・外道も障碍することなし」(歎異抄)
無碍の一道とはどのような世界なのかというと、
「そのいわれ如何とならば、
信心の行者には天神・地祇も敬伏し」
天の神、地の神が敬って平伏するのです。
人間から頭を下げられるのも大変です。
旅館を出発するとき、旅館の職員が頭を下げますが、
あれは私に頭を下げているのではなく、お金に頭を下げているのです。
天の神、地の神が、嫌々ではなく、
敬って頭を下げるのですから大変なことです。
「魔界・外道も障碍することなし」
魔の世界の者や、外道の者も
念仏者を妨げることはできません。
ますます突き進まずにおなくなります。
この無碍の一道に出てこそ
人生を生きる意味があります。