仏教を求める心がけとして
「なるべく一人にならない」
というものがあります。
浄土真宗を日本全国に広められた蓮如上人は、
「同行・善知識にはよくよく近づくべし」
(御一代記聞書150)
と教えられています。
連れが大事、教えが大事ということです。
一人になっていいことはあまりありません。
みんなの見ているところでは善男子善女人の顔をしていても、
一人になると、何をし始めるか分からないのが私たちです。
善を行じはじめることはほぼありません。
人に言えないような悪を始めます。
ということは、一人になろうとし始めたら危険です。
「同行・善知識に近づけ」というのは、
「同行」とは、共に仏法を求める仲間のこと、
「善知識」とは、仏教の正しい先生のことです。
一人になりたいということは、
他の人に会いたくないのですが、
そこを近づくのが大事ということです。
みんな苦しい中頑張っているのを見て
頑張ろうという気になります。
つまり、仏縁の深い、燃えている方に近づき、
自らも燃やしてもらうということです。
そして一緒に浄土真宗の仏教講座に参詣して仏教を聞かせて頂く
ということです。