仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

正も邪も勝手に決める我が都合

正邪というのは、自分の都合によって変わります。
「正も邪も勝手に決める我が都合」
という言葉があります。

正しい人いい人は都合のいい人。
悪い人というのは、自分の都合の悪い人です。
自分を認めてくれる人はいい人、
邪魔する人は悪い人です。

親鸞聖人がこのことを懺悔されているお言葉
無明煩悩しげくして
塵数のごとく遍満す
愛憎違順することは
高峯岳山にことならず

     (正像末和讃

無明・煩悩」とは、どちらも煩悩ことです。
「愛憎違順」とは、自分に従う人は大好き、いい人、
自分の言うこと駄目だという人は憎い、嫌な人ということです。
高峯岳山」とは、山と谷がはっきりしている、
好きな人はうんと好き、嫌いな人はうんと嫌い、
これがご自身のすがたといわれています。

自分が正しいと思っていることは自分の都合ではないか

喧嘩」は俺が正しいと思っているから喧嘩になります。
戦争」は正義と悪魔があるのではない、2つの正義が戦います。
湾岸戦争フセインいかにも悪く思えたのはアメリカサイドの情報を聞いていたから
フセイン、アラブの正義がある、国民はフセインを慕っているます。
子供にフセインの名前をつけている、祖国の英雄です。
2つの正義が戦っているといえます。

仮面ライダーなど、世界征服するといっているがと思っていません。

夫婦喧嘩もそう、どちらも自分が正しい相手が悪いという立場です。
都合でしか相手を見れません。

アブラムシが害虫で
テントウムシが益虫と思っています。
レッテル貼られているだけです。

アブラムシは、人間が食べるキャベツを食べるから人間からみると害虫ですが、
アブラムシからみるとテントウムシが害虫です。

勝ったら官軍負けたら賊軍です。
都合、時代、場所によって正邪変わります。
そういうことで親鸞聖人は

「是非知らず邪正もわからぬこの身なり」

といわれています。