越えなばと 思いし峰に きてみれば
なお行く先は 山路なりけり
の歌を知っていればすごいです。
あの山を越えようと思って頑張って登るのですが、
峰に来てみると、今まで見えなかった山が見えてきます。
その山の頂きに向かって登って行くと、
今度はまた今まで見えなかった山が見えてきます。
それが死ぬまで繰り返されるのです。
幼稚園の頃は、小学生になったら！と思います。
小学一年生という雑誌を買ってもらえるみたいだ。
しかし、小学生になってみると、中学生になったら！となります。
この四角いランドセルともお別れです。
中学になったら、
高校になったら！
青春を謳歌するぞ！と思ったら男子校。女子校。
高校生になってみると、大学生になったら！
これは、比較的共感を呼ぶ話だと思います。
誰しも、なんでこんな苦労して求めなくてはならないんだ、
と坂道登った経験あるはずですから。
越えなばと 思いし峰に きてみれば
なお行く先は 山路なりけり
人生はどこまで行ってもゴールがありません。
なんのために生きるのか
という疑問が起きます。
それに答えているのが仏教です。
