平安時代の天台宗の僧侶で源信僧都という方があります。
源信僧都は、阿弥陀如来の本願を伝えられた方です。
この方は沢山の著書が残っていますが、
その中で有名な不朽の名著が往生要集です。
私たちが往生できるかどうか、その要の経・論・釈、
お経や論とか釈を集められて書き残されたものです。
これは、源信僧都が信心決定されて、
臨終間近のお母さんの所に行かれ、
間に合って、説法されました。
それを聞いたお母さん、臨終間際ですが、
阿弥陀如来 に救い摂られています。
そして親子共々極楽往生できる身に生れられた。
やがてお母さんが亡くなられて、野辺送りされた後、
お母さんの往生 を縁として書かれたのが往生要集です。
大変素晴らしい名著ですね。
今日極楽、地獄という捉え方考え方が定着したのも
この方の往生要集だと以前、テレビでも放映されていました。