仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

徳川家康のトラウマ

徳川家康は遺訓に、
人の一生は重荷を背負って遠き道を行くがごとし
といっています。

重荷というのは、苦しみのことです。
家康はあれほどのことをやっても、
苦しみはなくならなかったということです。

そして果てしなく歩き続けなければなりませんでした。

家康って、すごいトラウマがあったはずです。
人質から人生が始まっています。
幼い頃、人質仲間の友達がありました。
しかしその子の親が裏切りました。

ある日庭に石がある、と思ってよく見たら友達の首でした。
そんな暮らしをしていた。

一国一城の主になれば!と思ったはずです。
しかし一国一城の主になっても、
近くには武田とか、並み居る武将がいます。
もっと大きな国を。

そして天下を、と求めました。
「葵三代」ってNHKでやってましたよね。

津川雅彦が家康やってて西田敏行が秀忠やってたんだけど、
伊達が攻めてくるっていうことを聞いた二人。
秀忠は焦ってないんだけど、家康は焦ってました。
不安はなくなってないのです。

家康は城が欲しかったわけじゃありません。
国が欲しかったわけじゃありません。
天下が欲しかったわけじゃありません。
「重荷」をどうにかしたかったのです。
とにかく下ろしたかったのです。

私達だってそうです。
その為に勉強します。
結婚 します。
離婚します。

もしこの「重荷」が下ろせなかったなら、
何の為の人生かわからないじゃないですか!
なんのために生きるのか
それは仏教に答えがあるのです。