仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

哲学なき科学者の悲劇

オッペンハイマーマンハッタン計画の責任者です。


マンハッタン計画とは、アメリカのやった原爆製造計画のことです。
ナチスがやってたんです。
それに追いつけ追い越せ。
国家予算どれだけ使ってもいい。
アメリカ中の学者を総動員しました。
その責任者です。
若干30歳。

天才科学者の名を欲しいままにしていました。
試行錯誤を繰り返し、ナチスは途中で放棄したんだけど、アメリカは成功しました。
アリゾナで実験。
きのこ雲ができた。
爆風がすべてを吹き飛ばす。
それを見たオッペンハイマーは、歓喜の声をあげました。
その時の写真が残っています。
研究者が集まっています。

その真ん中で右手を天高くつきあげているのが彼。
ほら、ロッキーみたいな感じ。
原爆が使われたのは広島・長崎。
その惨状が聞こえてきます。
聞くたび、彼はふさぎ込んでしまいます。
数年後、大学で講演会を依頼されてそこで言った言葉です。
「私の手は血塗られている」
50歳の彼は70歳の老人にみえた。
廃人でした。
哲学なき科学者の悲劇」です。

科学はいいものか悪いものか。
どっちでもない。

 

科学は、私達の生活を便利にもしたがその反面、新たな恐怖に陥れました。
科学はあくまで道具です。
それを使う人間によってよいものにも悪いものにもなります。

 

政治も経済も科学も医学もみんなそうです。

それらのものをどんな目的に使うかによって、

技術の価値はかわります。

 

また、どんな生き方をしても、それは

生きる手段ですから

生きる目的がわからなければ、

生きる意味がなくなってしまいます。