仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

山も山道も昔にかわらねど変わりはてたる我が心かな

絶対の幸福になると心がガラリと変わります。
これを歌った歌があります。

「山も山道も昔にかわらねど変わりはてたる我が心かな」
(弁円)

ここに、変わらないものと、変わりはてたるものがあるぞ
と教えられています。

この歌を歌った弁円は、
昔は板敷山で親鸞聖人を不倶戴天の敵と狙っていました。
山伏のどうみても変なヘアースタイルでした。
唱えているのは変な呪文です。
そして、親鸞聖人の命を狙っていました。
聖人憎しいっぱいの心。
そのような自分でした。
道も山も変わらないけど、いや〜不思議なことだな。
今は親鸞聖人を世界一尊敬している。
毎日懺悔、毎日感謝。
それほど変わり果てた。

ちなみに、蓮如上人の御文章には「廻心懺悔」というお言葉が
たくさん出てきます。
特に報恩講のところです。
喜びに満ちあふれ、心多歓喜の身にいかされて、懺悔感謝の心です。

「弁円が明法房になりにけり変われば変わるものにこそあれ」
この歌には上の句があります。

「三味線の皮をネズミが噛むそうな変われば変わるものにこそあれ」

つまり、昔はネズミがやられる方でした。
ところが猫が皮となったら、猫がやられ役になります。
ネズミにかまれます。

がらっとかわってしまった。

弁円はかつては、怒り恨み親鸞聖人をつけ狙っていました。
ところが、廻心懺悔した弁円は、大安心大満足の心になって、
念々称名常懺悔となって、限りない法悦を味わいます。
そこで、法名に明法房という名前を頂いたのです。