廻心ということについて。
浄土真宗を開かれた親鸞 聖人のお言葉を美しい文章で書かれた歎異抄にこのような言葉があります。
「一向専修の人においては、廻心ということただ一度あるべし」
(歎異抄)
廻心というのは、心ががらっと変わるということです。
信心決定と同じ事です。
心ががらっと大変わりするといっても、
では、どういう心がどういう心に、
がらっと大変わりするのでしょうか。
それは、後生暗い心が後生明るい心になります。
後生とは死後のことです。
死んだらどうななるかわからない心が後生暗い心です。