仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

怒りっぽいと言われて怒る人

自分のことぐらい自分がよくわかっているよ
と言う人がいるかもしれませんが、

自分のことは自分がよく知っていると思っているけれど、
分からないものは自分自身だと
昔からこういわれます。

知るとのみ思いながらになによりも
知られぬものは己なりけり

ある人が怒りっぽいといわれて、
「私のどこが怒りっぽいのよ」
怒っています。

ある人は、
「あの人は他人の悪口ばっかり言っている」
と他人の悪口を言っています。

人に何か自分のことを言われて、
すぐにぐらぐらくるとか、
くよくよするとか、
自分の事が自分でわかっていない表れともいえます。

人間誰しも悪口を言われるのがいやでしょう。
自分のことは自分がよく分かっていえる人がいれば、
あたっているのならその通りだし、違うのなら違うのだし。

そうでなくて、言われてすぐくよくよするのは、
結局自分が分かっていないということです。

分かっていると思いこんでいる自分自身がわかっていない。
自分自身がいいたいどんなものなのかということを解き明かすと
私たちの人生ががらっと変わってきます。

その私たちの心について、仏教に詳しく明らかにされています。