仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

蓮如上人が嘘をつくよう教えられた理由

浄土真宗を日本最大の仏教の宗派にされた蓮如上人は
首に賞金かけられました。
それは、当時の仏教の中心だった比叡山からすれば、
蓮如上人が邪魔だったからです。

蓮如上人の首をもってきたら賞金を与える。
比叡山はこんなことまでしました。

だから当時蓮如上人の時代、
蓮如上人は浄土真宗門徒のみなさん檀家のみなさんに
注意を与えられた御文というお手紙の中にこういう注意が一杯あります。
その蓮如上人が自分の話を聞いておられた方に出されたお手紙を読みますと

「当流の念仏者をあるいはひとありて何宗ぞとあいたずぬることたといありとも」

つまり浄土真宗の皆さん、ありがたそうに念仏をとなえていると、それを聞いた
近くの人があらあなた念仏となえておられますね。
何宗ですか?と聞かれるわね。
その時に

「しかと当宗念仏者と答うべからず」

つまり「浄土真宗ですよ」と答えてはいけません。

ただ何宗ともなき念仏者とこたえなさい。

つまり、浄土真宗 だとはっきりいうな。
まぁ何宗ともないんですけどーはい。
悪く言えばつけということになるが、なんでこんなこといわれたのかというと
当時「はい、私は浄土真宗 です」と答えるとこの連中に殺されたのです。

浄土真宗の家が当時壊された、火を付けられたという記録がたくさん残されています。

この比叡山の連中が
浄土真宗 の家を潰せ!浄土真宗 のものを殺せ」
とやったものだから。

それは彼らには腹を立てる理由がありました。
天台宗の人たちが浄土真宗 に変わっていったのです。

最初、法然上人のときに多く変わっていったんですが、
その時は浄土宗は解散させられたから
その時は形の上では戻りました。
だけど蓮如上人の時はものすごい勢いでこの人達が浄土真宗 へ変わりました。

それで変わった人たちの家に火をつけます。
変わった人たちを殺すということは見せしめです。
お前、天台宗 離れて浄土真宗 へいったら命ないぞ。
こういうことです。