仏教研究室

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無常を知らせるニュースの事故

毎日、毎日、いろいろなニュースで無常ということどれほど目にするでしょうか。

以前、笹子トンネルの関係者が書類送検されました。
あれから何年も経ちます。

笹子トンネルの屋根が落ちました。
9人亡くなりました。

トンネルの屋根が落ちてぺちゃんこに潰れると思うでしょうか。
思ったら通りません。
間一髪の人もあります。

危機一髪で助かったのはいいけど、亡くなった人は、危機一髪で死んじゃいました。
いつもと同じようにトンネルを行こうと思っていました。
100キロで走っている時、屋根が落ちてきます。
それは、車体が粉々になります。

以前、私の知り合いで26歳の人がありました。
弟さんが事故にあったそうです。
どんな事故だったのか聞きました。

23歳か24歳の弟が、恋人と恋人の家族と旅行に出かけたそうです。

これは外国の話ですので、家族ぐるみと付き合っていました。
そして今日は、恋人とその家族と仲良く旅行です。

1台の車に、前に弟さんと恋人の2人、後ろにお父さん、お母さん、お姉さんの3人が乗りしまた。
高速道路、霧が深くなってきました。
ライト照らしてもすぐ直前しか見えませんでした。
霧の中だから、交通事故が起きていた。
前にトレーラーが止まっていました。
見えていたと思ったら、ドカーンとぶつかりました。
ブレーキかけても間に合いませんでした。

その時は、前のほうが壊れて、ぐしゃぐしゃになっていました。
弟はガチャンとぶつかって、ハンドルに頭打って、いたたたたたと言いながら、
あとは皆大丈夫ですか?と聞いたら、
大分衝撃はあったみたいだけど、無事でした。
恋人は、痛がっていました。

無事を確認して、弟は、前がどんな状態だったのか見ようとドアを開けようとしたら、
ドアがなかなか開きませんでした。

力づくでやっとあきました。
弟が外へ出た、ドアを離れた瞬間、ものすごい衝撃に彼は飛ばされて、転がりました。

転がって、何があったのかと車の方を見てびっくりしました。
大型バスが後ろから突っ込んできました。

彼の乗っていた車は、フォルクスワーゲンサンタナです。
いい車だったのですが、それがぺっちゃんこになりました。
恋人と、その家族4人は即死です。
車の鉄の塊に、ミンチ群です。

それを彼は見ました。
助かったらから、こういう事情が分かりました。

その家族を一瞬で失った。
彼は、次の日、見舞いに行ったが、軽傷でした。

車降りるの1秒か2秒遅かったら死んでいました。
ソファーに座って、生きた死人みたいなものです。

かける言葉がありませんでした。
こんな事故、毎日世界中で起きているだろうけど、知り合いで起きたから、覚えています。
まさに諸行無常です。
幸せは続きません。
できたら滅びるということは、生まれたものが死ぬ、これが無常ということです。