何かをしたとき、死ぬ確率が３％や４％あると怖いと思います。
しかし、そんな低い確率ではありません。
人間にとって、死は１００％です。
あなたも人間なら、必ず死にます。
どうして平然としていられるのでしょうか？
最悪の事態が確実にやってくるのに、準備をしていないのは手抜かりです。
昔から、西洋哲学でも、哲学というのは、死を学ぶことだと言われてきました。
例えば、モンテーニュも哲学とは死を学ぶことだと言っています。
２０世紀最大の哲学者の一人といわれるハイデガーの哲学は、死の哲学と言われます。
ハイデガーは死を分析しています。
そして、死に対処しようとしました。
しかし、できずに終わっています。
西洋哲学や、科学、医学で、死を解決できたものはこれまでありません。
もちろん死から逃れることはできませんが、死を乗り越えることはできます。
その死を乗り越えた幸せを絶対の幸福といいます。
死を乗り越えていますので死が来ても崩れません。
その死によっても崩れない、
絶対の幸福が仏教に教えられているのです。
