仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

倫理の教科書によく出てくる諸行無常

高校の倫理の教科書には、よく無常という言葉が出ています。。

日本人なら誰でも無常と聞けば
諸行無常という言葉を思い浮かべるのではないでしょうか。

理系の人でも、平家物語の最初の部分は中学校でもやっているので、
飛ばしている人はありません。

平家物語は、
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」
と始まります。

「諸行」とは、すべてのもの、
「無常」とは常がない、続かない
ということです。

この世には、永遠に続くものは一つもない、
全てのものは続かない、ということです。

そうだとすれば、どんなものを生きがいとし、
心の支えとして信じていけばいいのかを考えさせられます。

同時に、全てものが無常だから大切にせずにおれなくなります。

吉田兼好なら、いみじということもあり
いろは歌にも、諸行無常が歌われています。

諸行無常といえば、日本人なら誰しも知っている言葉で、
しかも、私たちの人生に大きな影響がある事実でしょう。

変化のスピードは、時代が進むにつれて加速しますので、
よく自分のこととして受け止めて人生設計しないといけません。