仏教研究室

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日本古典文学大系に親鸞聖人の和讃

罪障功徳の体となる
氷と水のごとくにて
氷おおきに水多し
障りおおきに徳多し


これは、親鸞聖人の書かれた高僧和讃の一つです。

まず和讃というもの、これは文学の一つです。
575なら俳句、
57577なら短歌です。

和讃というのはそういう文章の表し方のものでこういう漢字とひらがな混じりのもので四行で歌の形で書かれたもの、
こういうのを和讃といいます。

親鸞聖人はこういう漢字とひらがな混じりの四行の和讃を
全部で300以上書き残されています。
こういう非常に短い言葉の中に深いことをわかりやすく書かれている

そういうことで日本古典文学大系というものがあり、源氏物語とか、枕草子とか、そういうようなものをまとめたものの中に入っています。

だから、仏教とか抜きでも文学的評価も高いのです。


私の持っている高僧和讃は、仏教書ではありません。
古典文学の中の一つとしてでも有名です。

そういう文学的評価を受けているものなのだなと読んでいくとわかります。

そういう和讃がたくさんありますが、これはその中の一つです。

 


「親鸞さまのご遺言」最後の最後の衝撃の告白