仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

歎異抄の謎・悪人正機とは?

親鸞聖人の教えを悪人正機という言葉があります。
これは特に親鸞聖人のお言葉を書き残された歎異抄で有名です。
善人でさえ助かるのだから、悪人はなおさら助かる
と教えられています。

正機というのは正客ということです。
正客というのはお目当てということです。

正しい信心は、悪人が正客というのが悪人正機です。
悪人が救われるということです。

そう聞くと、
え、と思います。

悪人とはどういうことなのか。
仏教では、非常に深い意味を持っています。

ブッダは心を問題にされるので、
心を見つめると、ろくなことを考えていません。
悪人とは全人類の本当の姿のことです。

機というのは、人間のこと。
本当の人間の姿は悪人ということです。
悪人というのは、すべての人間の別名です。

ですから、悪人正機というのは、
すべての人が、正客ということです。
ということは、すべての人が本当の幸せになれるのが
仏教の教えなのです。

ブッダは、すべての人が本当の幸せになれる道を明らかにされています。

 


歎異抄の悪人正機の本当の意味とは?