仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

医学は命を延ばすのが仕事

生きることを山路を登っていくことにたといえると、途中でしゃがみ込む人もいます。
それは自殺をする人です。

そういう人がいると、
「頑張りすぎだよ、マイペースでいいからもう一回やってみよう」
といいます。

自殺する人は、弱々しい人だと思いますが、
弱々しい人ばかりではありません。
川端康成など、ノーベル賞までとった、賢い人も自殺しています。

もし生きる目的がなくて、死ぬまで苦しむだけなら、早く死んだほうが賢いことになってしまいます。

山のてっぺんに、リゾート地でもあって、その目的地へ行くために、山をのぼっているのだ。
そこにいったら、疲れが取れて、登ってきてよかったといえるから、そこまではあきらめるなというなら分かります。
それがなしなら、どうしてしゃがみ込んではいけないのか分かりません。

生きるということでいうと、生きる方角とか目的地です。
それがないと生きる意味はわかりません

なぜ自殺をしてはいけないのでしょうか。

医学は、命を延ばすためにあります。
医療によって延命します。
しかしそうまでして命を延ばすかという医療もあります。
ある女性が、50才で癌。
アメリカの大学病院で手術して、65歳でなくなった人があります。
手術後は、スパゲッティ症候群といって体中にチューブをつながれていました。
顔中がパンパンにむくんで、目も腫れています。
孫が来ても、「おばあちゃん臭い」といいます。
65才の時に、
「こんな辛いなら50歳で死んだ方がよかった」
と医者に言いました。
こんなセリフを言われたら、医者は何と答えればいいのでしょうか。
医者としていたたまれず、医者のアイデンティティを失います。

医者は頭もいいし、命を伸ばせますが、伸ばした命で何をすればいいのかは分かりません。
それは尊厳だったのかと言えるでしょうか。
山道を歩いていて、50キロ歩いたところで医学の力で65キロ歩けるようにして倒れたようなものです。
どうやって生きるのかが医学ですが、歩くのは目的ではありません。
歩いてきてよかったと言える目的地が必要なのです。

その本当の生きる意味を教えられているのが仏教です。

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