山折哲雄さんの『私が死について考えるなら』という本がある。
すぐ何かに役に立つような事を研究していたからノーベル賞ではない。
それなのにすぐに役に立つ学問ばかり。
死を考える哲学を大学で学ぶべきなのに。
こう山折さんは言う。
池上彰さんは東工大の教授をされている。
リベラルアーツ
現代の教養と訳している
=自分を知ること
「すぐに役に立つことはすぐに役に立たなくなる」
人間の本質を学ぶことが大事と
死はあまりに深すぎて考えても暗くなるだけ、絶望感を持つと思う人がいると思う。
高校までで哲学を日本で学ぶかというとほとんどない。
大阪大学の学長だった鷲田教授。
よくセンターの問題でもこの方の文章が出題される。
「哲学の授業は、フランスでは高校で文系で週9時間、理系でも週3時間ある」
アメリカではリベラルアーツ
哲学を学んでいてもどうにもならないのでないか。
死について何も知らずに、最初から考えるのではなく、これまでの思想を知ると、哲学では死の解決はできていないことが分かる。
そのため、死の問題を論じるためには、仏教に入って行く。