仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

どんな人も平等に幸せになれる?

この世には色々な差別がありますが、人は、平等に幸せになれるものでしょうか。

唐の時代の中国の高僧・善導大師は、
謗法闡提廻心皆往(法事讃)
といわれています。
これは、「謗法も闡提も廻心すれば皆往く」
と読みます。
「謗法」というのは謗法罪、仏法をそしる人。
「闡提」というのは、仏法を聞いてもテレー、キョトン、ボーとして、
死ぬんですよといわれても私のことではないわい。
悪を造っているんですよといわれても、私のことではない。
地獄、私のいくところではない。
自分のこととして真実を受け付けられない。
因果応報をはねつける、認めない心。
私たちの本当の姿なんです。

そんな私たちでも廻心すれば皆往する。
「皆往く」ということで、こんな悪人の私たち、難化の三機、難治の三病が、
真実を真実と受け付けない心、親を親とも思わない心、
善知識をそしっている心、因果の道理を受け付けない心。

そんな私たちだから、幸せになれない。
心が病気だから。
すべての人は難治の三病という心の病にかかっている。

この五逆謗法闡提が廻心すれば皆往く。
みんな極楽往生できる。
心がここでがらっと変われば、往生一定の身になれるということです。
みんな同じ幸せになれるんですよと善導大師も仰っている。


差別を抜け出し圧倒的な幸せになる方法【ブッダの説かれた真に平等な幸せとは】