仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

名越康文『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』

『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』という本があります。 名越康文さんという精神科の医者の書いた本です。 なぜ悩みがつきないのかというところで、 なぜこれほど恵まれた生活を送っている僕らの心の中に、不安があるのか。それは、僕らがある一つの「問い」…

医学部の教科書『死生学入門』

金沢大学医学部の教科書に『死生学入門』というものがあります。 そこには、こうあります。 わが国では今まで死をタブーとしてきた。生と死は表裏一体であるのに、死を忌み嫌っていた。しかし、死は確実にすべての人に訪れるものであり、死を避けることはで…

楽観主義は現実を変える?

アメリカの俳優、モーガン・フリーマンの番組が、日本でもNHKでやっていたことがあります。 そこで楽観主義について、プラスに働く場合もあると言っていました。 楽観主義は人の世の中に対する見方だけでなく現実を変える事もあります。前向きな予測はそ…

NHKモーガン・フリーマン『時空を超えて』バイクで死ぬ確率は車の37倍

モーガン・フリーマンというアメリカの有名な俳優がいます。 そのモーガン・フリーマンがNHKでやっていた『時空を超えて』という番組があります。 「この世界は“現実”なのか?」というテーマで、 人間の脳は物語の語り手です。世の中がどういう状態にある…

本光房了顕の恩徳讃

親鸞聖人の恩徳讃には、身を粉にしても、骨を砕いても恩返しせずにおれないという報恩の気持ちが歌われています。 如来大悲の恩徳は身を粉にしても報ずべし師主知識の恩徳も骨を砕きても謝すべし(親鸞聖人・恩徳讃) ご恩返しが大きいということは頂いた幸…

浄土真宗の年間最大行事の報恩講とは?

浄土真宗では、年に1回報恩講という行事があります。浄土真宗で一番大きなご縁です。 報恩講とは、恩に報いる集まりということです。 誰からの恩かというと、報恩講の恩は、親鸞聖人のご恩。 どんなご恩かというと生き方ではなく、本当の生きる意味を教えて…

何が善で何が悪?

私たちに何が善か悪かわかりません。 アメリカで車の運転が悪い町がありました。 交通事故で毎年30,40人、亡くなる町です。荒っぽい運転で自分の子供をひかれて殺された親が復讐劇をします。 無茶苦茶な運転をします。そういうのが3人起きました。最近…

生きる目的の大切さ

そろそろお盆ですが、いかがお過ごしでしょう。あなたは生きる意味がどれ位大切なものかご存じでしょうか? 生きるということは、生きて行くとも言われます。 それは私たちはどんどん生きて行くからです。 昨日から今日、今日から明日へと生きています。 禅…

宗教学者・山折哲雄が死について語るなら

宗教学者の山折哲雄が『わたしが死について語るなら』という本をポプラ社から出しています。宗教学者が死について語ると、どうなるのでしょうか? 山折哲雄は、死を教育機関で教えることが非常に大切だと考えています。 「私は「死」について、「無常」につ…