仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

僧侶と門徒の理想的な関係

ペプシとコカ・コーラの戦いがありました。マイケルジャクソンとマイケルジョーダンの宣伝合戦。マイケル戦争です。 お互いに悪口を言い合い罪悪を造るだけです。 実に「僧侶」と「門徒」の関係は、理想的な関係です。僧侶が門徒に仏法の話をする。これを法…

現代の僧侶の問題点

ある親鸞 聖人のアニメ映画に、僧侶の批判が描かれています。 僧侶はなんだ!!何もせずに金だけ集めやがって!!何にもしてないくせに!! という感じです。 このアニメは大ヒット作なので、これを求める僧侶がいて、報恩講のときなどで門徒の人に見せると…

僧侶の悩み

昔、香樹院という東本願寺で有名な僧侶が、ある坊主が2000軒の門徒をかかえていました。 門徒は300件くらいあれば生計が立ちますから、凄いぼろも儲けでした。今もそうですが、坊主丸もうけです。頭下げない人よくないですね、人間的に。坊主とか。 …

浜崎あゆみに見る生きる目的

浜崎あゆみ「TOBE」誰もが通り過ぎてく気にも止めないそんなガラクタを大切そうに抱えていた。 「ガラクタ」とは不要品。いてもいなくても同じということ。自分が存在する意味がない、だからつまらない。 それは、「生きる意味、そして生きる目的がわか…

苦しいので先送り

若者のキーワードに「先送り」があります。 何か嫌な事があった時に、その場ですぐ解決するには、何か交渉が必要、苦しい痛みを伴う場合に先送りしません?「まー一応」「とりあえず」 なぜ勉強しなければならないのか、わからなくても、みんなやってるし、…

出会いと別れ、幸せと不安

横軸に時間t縦軸に愛情の満たされた度合いIをとります。 そして最初に出会い、やがて別れるとします。 最初はさびしい。 誰かに出会って、愛欲が満たされていくと心が盛り上がっていきます。 遠くから憧れている時が1番いいですが、近付けば欠点が見えて…

不安がなくなる

海水浴で水着を着て、沖の方にいってボートかなんかこいでいる時、不安な心になります。 海は暗くて底が見えません。妙に頼りない、そんな気持ちになります。プールなら底が見えるからそんなふうには思わないけど。 真っ暗で何か得体の知れないものがそこに…

欲望が邪魔されると怒る

欲望が邪魔された時に起きてくるのが怒りの心です。怒りは無謀に始まり後悔に終わるといわれます。殺人事件なんかの多くは怒りから始まります。 会社で失敗してやけ酒飲んでるときにホステスなんかがバカにすると「お前なんかに言われたくない」とそばにアイ…

黒い心とくらい心

黒い心と暗い心というのは、親鸞 聖人が書いておられる言葉ではありません。 昔から浄土真宗の人の間でいわれている言葉です。黒い心と暗い心と、もう一つ白い心といわれます。 白い心は明るい心ともいいますが、黒い心、暗い心で言うときは白い心です。 黒…

努力と忍耐を有意義にする方法

変わるという時に、「進歩」「向上」といいますが、どこででも進歩向上すればいいというものではありません。 正しい目的があってそこへ向かって進むから進歩といえます。正しい目的に向かって上に向かっていくから向上といわれます。仏教では「正精進」とい…

極楽に往った人は必ず還ってくる

生きているときに絶対の幸福になった人は、死んで極楽に往くだけでなくて、この娑婆世界に還ってきます。 これを「還相廻向」といって、それを書かれたのが正信偈の「遊煩悩林現神通 入生死薗示応化」(正信偈)です。 極楽に往生した人が、八功徳水の温泉に…

阿弥陀仏が誓われている内容

阿弥陀如来の本願に誓われている内容は、三つの心にしてみせるということです。これを「本願の三心」と言われます。 また弥陀の本願のことを「本願三心の願」と言われたりします。 斯の大願を「選択本願」と名く、亦「本願三心之願」と名く、復「至心信楽之…

最悪の事態に後悔

阿弥陀如来 は、なぜ一瞬で救うとお約束されているのでしょうか? それは、阿弥陀仏は最悪の事態の人に照準をあわせて、救うという本願を立てられた。ということです。 だから私たちも常に最悪の事態を考えておく心がけが大事です。今日のことしか考えていな…

出家ではなく在家の私たちのすがた

蓮如上人の 御文章に年来超勝寺というお手紙があります。 超勝寺というのは福井県のお寺です。 しかるに当流において毎月の会合の由来は、なんの用ぞなれば、 会合の由来というのは会合の目的と言うことです。仏教講座に仏教の教えを聞きに集まってくる目的…

仏教をどれくらい理解したかが分かる方法

私たちが仏教講座に行って仏教の教えを聞かせて頂きますと、『いやなんて素晴らしい教えなんだろうか、今まで聞いたこともなかった』という喜びや感動が起きてきます。 すると、その素晴らしい仏教の教えを自分だけ聞いているのでは余りにも勿体ない。 どう…

人の言葉でぐらつく信心は臨終どうなる?

他力金剛の信心を獲得していない人は、これは間違いない、私の当てになるものだと思っても誰かに非難や攻撃を受けるとすぐにぐらぐらになっちゃうんですね。 約700年前、関東の同行達が日蓮宗を開いた日蓮や善鸞の言葉にぐらついて、浄土真宗の親鸞 聖人…

諸行無常と地獄の不安

私たちは、何かを信じなければ生きていけません。信じるとは、あてにするとか、たよりにするということです。 仏教ではこの世のどんなものを私たちが頼りにしていてもその頼りにして当てにしているものが諸行無常なる故にやがて崩れかかる壊れかかる。 諸行…

なぜ幸せが得られず苦しむのか

人間が人生で幸せ を求めながらなぜ幸せが得られず苦しむのか。 それは当てにしていたものが何の前触れなしに壊れてしまうところからです。 世の中を見てみると、今森容疑者という人が筋弛緩剤を点滴に入れて、おじいちゃんおばあちゃん子供も何十人もころし…

信心はなぜ必要?

信心はなぜ必要なのかといいますと、私たちは何かを信じなければ生きてはゆけないからです。 信心とは、何かを心で信ずることです。信ずるということは言葉をかえればたよりにする、あて力にするということです。 私達は何かをたよりにし、あて力にしなけれ…

絶対の幸福になるには

絶対の幸福になるためには、どうすればいいかというと、聴聞 です。 絶対の幸福にする働きのある名号を聞く一つで頂くのです。名号とは南無阿弥陀仏のことです。 聴なくして絶対に聞はありません。 絶対の幸福になるのが本当の生きる目的ですから、人生は聴…

法蔵菩薩の願心

正信偈で、阿弥陀如来がまだ菩薩の頃、法蔵菩薩といわれていたとき、世自在王仏のもとで、修行に励んでおられた。 あるとき、法蔵菩薩が世自在王仏に手をついて、お師匠様、お願いがあります。すべての人を見ていると、生きる目的を知らず、生き方ばかりで苦…

法蔵菩薩の願い

阿弥陀仏がまだ仏のさとりを開かれる前、法蔵菩薩という名前の菩薩だった頃、世自在王仏という仏のお弟子でした。 ある日、法蔵菩薩が先生の世自在王仏のもとへやってきて、「先生、ひとつお願いがあります」と手をつきます。 普通お願いというのは、自分の…

阿弥陀仏からの2つのプレゼント

阿弥陀仏からの頂きものを他力回向といいます。 他力回向には2種あります。往相回向還相回向の2つでする 往相とは、往生浄土の相状還相とは、還来穢国の相状です。 こういう姿にしてくだされるという阿弥陀仏からのプレゼントです。 阿弥陀仏はお年玉をく…

仏教の先生の条件

今日は成人式、いかがお過ごしでしょうか。成人にちなんだ話。 仏教の教えを私たちに伝えるのは大変です。私たちはなかなか受取れません。仏教に説かれる真実を体得し明らかにして下される方、仏教の正しい先生が少ないのです。 阿弥陀如来 の本願を正しく伝…

仏教を聞く気が起きない

仏教は、唯説弥陀本願海といわれるように、阿弥陀如来の本願一つを説かれたものです。 阿弥陀仏は、私たちが苦しみ悩んでいるのをご覧になられ、何を苦悩の根元と見抜かれたかというと心の闇です。 阿弥陀如来 の本願は心の闇を破ってみせるというお約束です…

なぜ仏教を聞きがたいのか

なぜ仏教を聞きがたいのかというと、正しい仏教を説かれる方がほとんどないからということに加えて、私たちに真実を聞く耳がないからです。 そのため、仏教の教えと接点がないのです。凡夫のまことはまことがないのが凡夫のまこと仏のまことはまことがあるの…

長男を勘当された親鸞聖人

外道邪教を親鸞 聖人は徹底的に排斥したのですが、それで起きたのが善鸞義絶です。 世間の学者は善鸞義絶の事件ぐらいは知っていますが、その理由など、親鸞聖人の教えが分かりませんと、書くことはできません。 それは、善鸞が仏教の教えに反し、神に仕えた…

神道の神の嘘

神さまは尊いものと思っている日本人はたくさんあります。 「では貴方の尊い神とは、どんな神さまですか」 と尋ねられて、明確に答えられ人はほとんどありません。 まったく習慣化して昔からあるものだからといって、誰もその実態を確かめようともしません。…

仏法者のすべきこと

「破邪顕正」は、なぜか右翼の車の横に書いてあったりして激しい言葉というイメージがありますが、仏教の言葉です。 どんな意味かといいますと、破邪とは、邪とはよこしまということです。よこしまな間違った邪教の信仰や迷信を持っている人を、さわらぬ神に…

本尊を風呂で焼く

親鸞 聖人は、浄土真宗の正しい御本尊は名号本尊だぞ、と教えられています。 それから200年後、蓮如上人の時代には多く木像などの本尊がありました。蓮如上人はそれを焼かれたのです。 蓮如上人の御時、あまた御流に背き候本尊以下、御風呂の度毎に焼かせ…