仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

浄土真宗で罪に大小がないのはなぜ?

浄土真宗を明らかにされた親鸞聖人は、罪に大きい小さいはないといわれています。 もとより罪体の凡夫大小を論ぜず、三業みな罪にあらずということなし口伝鈔に これを私たちはどのように理解すればよいでしょうか。 これはちょうど人間には美しい人、醜い人…

仏教を謗る罪の恐ろしさとは?

仏教で一番重い罪は謗法罪だと教えられています。 謗法罪とは仏法を謗る罪、これが一番重い罪であり重罪です。なぜかというと全人類の助かるたった一本の道、これが仏教です。それを断ち切ってしまうからです。 こんな恐ろしい罪はありません。橋がかかって…

私たちは常に悪を思っている?「常」とは

ブッダは私たちの姿をこう教えられています。 心常念悪………心は常に悪を念い 口常言悪………口は常に悪を言い 身常行悪………身は常に悪を行い 曽無一善………かつて一善もなし ここで常という言葉、ここ注意して貰いたいですね。これかつて仏教の講師が新潟県で話した…

自惚れる価値のないものを自惚れる心

仏教で、邪慢という自惚れ心が教えられています。 邪慢とは、自惚れる価値のないものを自惚れることです。よこしまな、自惚れる価値のないものを自惚れることです。自慢できることではないことを自惚れることがあります。 自惚れる価値のないものを自惚れま…

自分と同等な人に対する自惚れ

仏教で、自惚れ心を慢といいます。 7つに分けて七慢といわれますが、その中に過慢という自惚れがあります。 これは、自分と同等な人に対して、自惚れます。ほとんど等しい人に対する自惚れです。能力から言ったら同じ立場であっても私の方がいいんだと自惚…

人生の勝利者とは?

私たちにはいろいろの欲望があるが、その代表的な欲を五欲と言われる。その五欲を記せ。 食欲財欲色欲名誉欲睡眠欲 仏教を説かれたブッダは私たちの欲望をこうして5つにわけて教えられています。 私たちは、朝から晩まで求めているのは五欲のことしか考えて…

三毒の煩悩とは?

仏教では、私たちを煩わせ、悩ませる煩悩に108あると教えられています。 中でも最も恐ろしい3つが、貪欲と瞋恚と愚痴の3つです。 それぞれどんなものかというと、まず貪欲ですが、貪る欲とある。仏教では欲そのものに善悪 はない。 しかし、貪る、つま…

現在の大切さ

ブッダは私たちの運命について、このように教えられています。 過去の因を知らんと欲すれば現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲すれば現在の因を見よ。(因果経) 過去と現在と未来の3つを三世といいます。 因果の道理は当然三世を貫きます。因果の道理間…

職場で部下がミスをしたときの対応

部下がミスをしたとき、どうしてあなたは何々しなかったの、と理由を聞かないようにします。なぜ?これを私たちは聞きたくなります。 明確な答えがあっても、言いにくい時は言えないものです。それでもちゃんと上司に報告できる人は、立派な人、理解の深い人…

お世話になったらお礼が大事

何かを頂いたり、お世話になったらありがとう、と言います。 それも仏教では布施といえます。 お礼状を例にとって言うと、何かくださった人にお礼状を送ります。 または今はメールがあるのでお世話になった人にお礼状を出してもいいと思います。 年の離れた…

理解して差し上げるのも布施

布施について具体的にどうすればいいか研究してみましょう。 布施とは、与えるということです。 与えるといってもお金や物だけではありません。相手の話を聞いて、理解してさしあげることも、布施です。 まず、なるほどとうなずきます。心で「何を同じ事10…

無関係の人がいない記事とは

マラソンをするとき、ゴールがないと、走ってられないですよね。 人生も、マラソンのようなものです。 毎日走り続けていますが、どこへ向かって生きているのでしょうか? 生きる目的ということですが、目の前の目標ではありません。 何のために生まれてきた…

信心決定するとどう心が変わる?

廻心ということについて。 浄土真宗を開かれた親鸞 聖人のお言葉を美しい文章で書かれた歎異抄にこのような言葉があります。「一向専修の人においては、廻心ということただ一度あるべし」(歎異抄) 廻心というのは、心ががらっと変わるということです。信心…

山も山道も昔にかわらねど変わりはてたる我が心かな

絶対の幸福になると心がガラリと変わります。これを歌った歌があります。 「山も山道も昔にかわらねど変わりはてたる我が心かな」(弁円 ) ここに、変わらないものと、変わりはてたるものがあるぞと教えられています。 この歌を歌った弁円 は、昔は板敷山で…

私は死が怖くない?

私は死が怖くないという人があります。それは、まだ死ぬと思っていないからです。 『横からみた赤穂浪士』という本があります。この本には、大石蔵之助が切腹できずにいる姿が描かれています。 浅野内匠頭の刃傷事件が起きて、お家取り潰しになった時、みん…