仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

餓鬼ってどんな人?

よく子供のことを「餓鬼(ガキ)」と言います。

なぜ餓鬼というかと言いますと、
何もかもしてもらって当たり前、してくれなかったら腹を立てる。

仏教では、我利我利亡者で、自分の欲を満たすことしか考えず
欲のまにまに布施の功徳が足りないものを餓鬼と言いますが、
子供は、親が何でもしてくれて当たり前。
食事を作ってくれて当たり前
お弁当に箸が入ってないと怒る。

「父ちゃん、仕送りが入ってないじゃないか」
こうやって仕送りを入れてくれるのが当たり前。
でも、本当はそうじゃない。

もうちょっと親のことをありがたいと思っていいわけですけど
餓鬼というのは、そういうことが分かりませんので
「あれしてくれて当たり前」というのを餓鬼と言うんですね。

ところが、その餓鬼が親になったらどうでしょうか。
親になったなら、子供というのは、わがままでお小遣いをくれて当たり前。

親だって、お小遣い欲しい、寂しいときもある。
でも、まず子供のために何かせずにいられない、そういうのが親ですから
親になって初めて、親の恩が分かるということがあります。

親の恩と言いますのは、なかなか分かりません。

「母ちゃん、車出して」
ちゃん、ギャク寒いよ」
ちゃん、つまんない」
と言ってるうちは、親の苦労は分からない。

ところが親になって、一人の人の仏縁をまもろうとしたならば
どれくらいの苦労がいるのか、やってみないと分かりませんね。

親孝行について、知りたい方はこちらをご覧ください。

true-buddhism.com