仏教研究室

お釈迦さまってすごいですよね。一緒に仏教を学びませんか?

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

死ぬまで求めるということは?

野球部に入ると、甲子園に出たら、プロ野球選手になったら、レギュラーになったら、幸せだと思います。 ブロ野球選手になれるような人は、ヒットを打てたら、首位打者になったら、大リーグへ行ったら、幸せだと思うでしょう。 イチローくらいになっても、何…

やりたいことをやれば幸せになれる?

誰しも自分のやりたいことを思う存分やればきっと楽しく、満足して幸せになれると考えます。はたしてそうでしょうか。 これにまつわるボクシング世界チャンピオンだった鬼塚の興味深い記事があります。 少年の頃、世界チャンピオンはスーパーマンみたいな存…

最高の仏恩報謝とは?

最高に仏さまのご恩に報いることができるのはどんなことでしょうか?親鸞聖人はこのように教えられています。 大悲伝普化真成報仏恩 これは、「大悲を伝えて普く化す。真に仏恩報ずるに成る」と読みます。 「大悲を伝えて普く化す」とは阿弥陀如来のみ心を十…

仏教を聞くことができない8つの難所

仏教を聞くのが難しい8つの難所があります。 その中には、「聾盲瘖瘂の難」というのがあります。 「聾」とは耳が聞こえないこと、「盲」とは目が見えないこと、「瘖瘂」とは口がきけないことです。 それらの障害のために仏教を聞けない、というのが「聾盲瘖…

本当の仏教の教えを聞くことは難しい

本当の仏教の教えを聞くことが難しいことを、親鸞聖人は、御和讚で教えておられます。 「善知識にあうことも おしうることもまたかたし よく聞くこともかたければ 信じることもなおかたし」(親鸞聖人・浄土和讚) 善知識にあわないと真実を知るということで…

日本には車が何台あるか

昔中国の揚子江のほとりに城をもつ天子が、揚子江を眺めると、たくさんの船が通っていました。 そこで天子は宰相に尋ねます。「みよ、沢山の船が行き来しているが一体何艘ある?」 ところが宰相は「はい、二艘でございます」「何を申すか?朕がみるところで…

爆風スランプのランナーに見る奇妙な人生

かつて早稲田大学出身のサンプラザ中野率いる爆風スランプというバンドが「ランナー」という歌を歌いました。今は懐かしきバブル時代を彷彿とさせる歌です。 「走る、走るおれたち流れる汗もそのままに・・・」 あのころは何もかもが右肩上がりで、ひたすら…

流転輪廻

仏教では同じ事を繰り返している私たちの生命を流転輪廻といっています。 同じところを際限もなくまわり続ける、ということです。 何かを求め、手に入れて喜び、すぐに飽きて新しいものを求めます。何かを手に入れるたびに、ワンランク上のものを欲しがりま…

人生は食うて糞して寝て起きてさてその後は

一休が人の一生をこういっています。 人生は食うて糞して寝て起きてさてその後は死ぬるばかりよ 突き詰めれば人生ってこれだよっていうのです。毎日毎日同じことの繰り返し。 一人暮らしをするようになると思うのは、人間って食ってばかりいるということです…

仏教で死後は霊魂もなければ無でもない

仏教は死後の世界を否定する「断見外道」でも、死後も変わらぬ霊魂が存在するという「常見外道」でもないことをブッダはお経に説かれています。 それは、阿含経の 「因果応報なるが故に来世なきに非らず、無我なるが故に常有に非らず」 というお言葉です。 …